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ビートたけしによる初の恋愛小説を、二宮和也と波瑠の共演で映画化。手作りにこだわるデザイナーの男性と携帯電話を持たない謎めいた女性、２人の純愛の行方を綴る。

北野武が芸名のビートたけし名義で発表した自身初の恋愛小説を、「鳩の撃退法」などのタカハタ秀太監督が映画化したラブストーリー。二宮演じるインテリアデザイナーの主人公と、波瑠が扮する携帯電話を持たない謎めいた女性が、週に1度の喫茶店での逢瀬で互いへの想いを育んでいくのだが……。二宮と波瑠それぞれの好演で、2人の距離が徐々に縮まる様子が丁寧に積み重ねられていく。“大切な人に会える”喜びを改めて知ったアフターコロナの時代にふさわしい、愛の原点を描いたラブストーリーとなった。