映画

あつい胸さわぎ

常盤貴子と吉田美月喜が母娘の役を演じたヒューマンドラマ。１８歳の娘を突然襲った乳がんの宣告。胸のことで悩む娘と常に前向きな母親の葛藤を、ユーモアを交えて描いた。

演劇ユニット“iaku”の横山拓也が作・演出を務めた舞台を、「恋とさよならとハワイ」のまつむらしんご監督が映画化。ドラマ「ドラゴン桜」第2シリーズで注目された吉田が演じる主人公である娘・千夏と、良い年齢の重ね方をし、監督が出演を熱望した常盤が演じる母・昭子役という母娘像は、ごく身近に存在しそうな親子。2人が、娘の乳がんをきっかけに衝突したり仲直りしたりと共感を呼ぶ物語。昭子と千夏を見守る役回りである透子役の前田敦子、木村役の三浦誠己といった共演陣とのアンサンブルも見もの。