映画

恋文(1985)

神代辰巳監督×主演・萩原健一の名コンビで連城三紀彦の直木賞受賞の同名小説を映画化。男女の切なくてやるせない三角関係を情感豊かに描き、絶賛を博した名作メロドラマ。

ロマンポルノの名匠として知られた神代監督と、ショーケンの愛称で親しまれた人気俳優の萩原。「青春の蹉跌」で初めて顔を合わせて以来、何度も名コンビを組んできた2人が、1983年発表の「もどり川」に続いて連城の小説の映画化に挑戦。かつての恋人が余命わずかと知り、彼女を看病するため、愛する妻子がいながら家を出る決意をした主人公。夫と妻、そして元恋人の男女3人が織り成す切ない愛憎劇を、萩原と倍賞美津子、そして高橋惠子の主役3人が絶妙の味わいで演じ切り、数々の映画賞に輝いて絶賛を博した。