
復帰を果たした後に再びケガによるツアー離脱。錦織圭33歳。キャリア終盤を迎える本人の苦悩、陣営の焦り、家族の支え。本人だけでなくチーム錦織の内面に深く切り込む。
ATP男子プロテニスツアーで通算12勝を挙げ、2014年全米オープンではアジア人男子初のグランドスラム決勝に進出、世界ランキングは最高4位にまで達した錦織圭。番組では、主にこの1年間の錦織を追い、本人および彼を支えるチーム錦織へのインタビューも交えながら、故障に苦しむ彼の今と未来に迫る。2022年1月、錦織は出場を予定していた全豪オープンを欠場すると、股関節を手術したことを発表。当初は同年夏頃の復帰を予定していたが、練習中に足首をねんざしたこともあり、結果的に1年8カ月間、試合から遠ざかる。この間、大会にエントリーしては欠場するという状況を繰り返し、出場が実現したのは2023年6月の下部ツアー、ATPチャレンジャーの試合だった。この大会をみごとに優勝で飾ると、7月にはATPツアーへの復帰も果たし、ベスト8に進出。だが、この大会の前後に今度は左膝に痛みを発症し、グランドスラム復帰戦になるはずだった8~9月の全米オープン出場は叶わなかった。
今年12月29日、34歳になる錦織。キャリア終盤が近づく中、度重なる故障に何を思うのか?彼の身に何が起きているのか?米国フロリダでの本人ロングインタビュー、さらに坂井忠晴トレーナー、マックス・ミルニーコーチらチーム錦織の面々にも話を聞きながら、日本のエースが抱える苦悩と葛藤に迫る。
出演
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錦織圭