映画

愛と精霊の家

Ｍ・ストリープ、Ｊ・アイアンズ、Ｗ・ライダーらが豪華共演。南米のある国の一家が、同国の激動の歴史の中でたどった半世紀を描く大河ストーリー。監督はＢ・アウグスト。

チリの作家I・アジェンデによる小説「精霊たちの家」を、「ペレ」「愛の風景」でカンヌ国際映画祭のパルムドールを2度制した、デンマークの名匠アウグスト監督が映画化。原作はアジェンデが祖父母に始まる自身の一族を題材とし、舞台はアジェンデが育ったチリがモデルと思われる。ストリープが演じる女性（その少女時代をストリープの娘G・ガマーが演じた）が不思議な能力を持つのがユニークな味付け。ストリープらに加え、G・クローズ、A・バンデラス、V・レッドグレーヴなど、キャストの充実ぶりは驚くほど。