映画

14の夜

「百円の恋」などの脚本家・足立紳の記念すべき監督デビュー作となった青春コメディ。性のことで頭がいっぱいな中学３年生の男子が、２４時間の間にさまざまな体験をする。

脚本家として多くの作品を手掛けてきた足立が、映画監督としての第一歩を踏み出した青春コメディ。オーディションで選ばれた犬飼直紀が映画初出演。物語は犬飼演じるタカシが過ごす1日を描くが、メインとなるのは夜。門脇麦が演じるタカシの姉が婚約者を紹介するために帰って来て家族と食事する場面は、家族役のキャスト陣の息の合った演技と絶妙なユーモアで思わず笑ってしまう。メグミ役の浅川梨奈など、当時は無名だった若手俳優たちの初々しい姿も見ものだ。足立の監督第2作は「喜劇　愛妻物語」。