映画

コメディ・フランセーズ 演じられた愛

ドキュメンタリー映画界の巨匠Ｆ・ワイズマン監督が、長年の歴史と伝統を誇るフランスの国立劇団〈コメディ・フランセーズ〉の知られざる舞台裏をじっくりと見つめた大作。

ドキュメンタリー映画界の第一線で半世紀以上にわたって活躍し続けるワイズマン監督。とりわけ、病院や学校、動物園など、さまざまな社会施設を好んで題材に取り上げてきた同監督が、1990年代半ば、先の「BALLET アメリカン・バレエ・シアターの世界」に続いて芸能の世界に目を向け、300年以上もの歴史と伝統を誇るフランスの国立劇団〈コメディ・フランセーズ〉の舞台裏を密着取材。演目の舞台稽古や劇団の円滑な運営法をめぐる経営陣の会議の様子などを、3時間半以上にわたってじっくりと見つめる。