映画

セルピコ

ＮＹ市警内に汚職と腐敗が蔓延する中、それに必死に抗い、次第に孤立していく青年刑事の姿を、実話をもとにＳ・ルメット監督＆Ａ・パチーノが映画化した衝撃のサスペンス。

警察組織内に蔓延する汚職と腐敗の意外な現実に直面して驚き、その改善を周囲に訴えたものの、逆に孤立してすっかり四面楚歌の状況に陥り、ついには腐敗の実態を世間に公表することを決意したNY市警の元刑事、F・セルピコ。彼の実体験を赤裸々に綴り、大きな反響を呼んだノンフィクションを、社会派の名匠ルメット監督が迫真のタッチで映画化。前年に「ゴッドファーザー」に出演し、一躍注目を浴びたパチーノが、本作でも息詰まる熱演を披露。第31回ゴールデン・グローブ賞ドラマ部門の主演男優賞に輝いた。