映画

木曜組曲

鈴木京香、原田美枝子ら、実力派女優陣が豪華共演したミステリー。大物女流作家が謎の死を遂げて４年。彼女をしのぶために集まった５人の女性は“死の真相”を推理し合う。

恩田陸の同名ベストセラー小説を、「月とキャベツ」「深呼吸の必要」などを手掛けてきた篠原哲雄監督が映画化。鈴木や原田を筆頭に、加藤登紀子、西田尚美、富田靖子といった実力派女優たちが、浅丘ルリ子が演じる大物女流作家の死の謎を解こうと推理する会話劇を展開。まるで舞台を見ているような息詰まる緊張感を醸した。さまざまな思惑を持った彼女たちの絶妙な駆け引きや息詰まる心理戦を鮮やかに演出してみせた篠原監督の手腕に加え、劇中で出される料理の数々も見どころだ。