昭和20年夏、終戦間際に特攻兵となった一青年の悲哀に満ちた青春を、戦中派世代の鬼才・岡本喜八監督が、痛烈な皮肉とユーモア、ペーソスを込めて描いた彼の代表作。
昭和20年夏、魚雷にくくりつけられたドラム缶の中にうずくまりながら太平洋をあてどなく漂流する、21歳の無名の一兵士<あいつ>がいた。広島に原爆が落とされ、ソ連も参戦して、既に日本の敗北が決定的になる中、人間以下の家畜同然の日々を送っていた落第幹部候補生の彼は、特攻隊員に突如指名され、一足飛びに神へと昇進。一日限りの外出を許された<あいつ>は女郎屋へと出向き、そこで出会った少女と運命の恋に落ちる。作品データ
- 制作年/1968
- 制作国/日本
- 内容時間/117分
- ジャンル/ラブロマンス/青春・コメディ・歴史劇/時代劇/西部劇
出演
役名 | 役者名 |
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あいつ | 寺田農 |
少女 | 大谷直子 |
父 | 天本英世 |
古本屋のオジイサン | 笠智衆 |
古本屋のオバアサン | 北林谷栄 |
区隊長 | 田中邦衛 |
オワイ船の船長 | 伊藤雄之助 |
スタッフ
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監督岡本喜八
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脚本岡本喜八
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撮影村井博
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音楽佐藤勝