映画
わが母の記

11/8(金)午後2:30

わが母の記

役所広司ら豪華出演陣を原田眞人監督が迎えたドラマ。子どものころのトラウマを心に抱えながら、少しずつ記憶が薄れていく母親と向き合う作家とその家族の10年間を描く。

「日本のいちばん長い日」など活躍が続く原田監督が、井上靖の原作を脚本も担当して映画化。老人介護など、現代にも通じる問題が描かれているが、作家の母親を演じる樹木のひょうひょうとした演技が絶妙なユーモアを醸し、まったく重苦しさを感じさせない快作となった。原田作品の常連である役所との息の合った演技も魅力的で、息子が母親を背負って海を見ながら歩く場面が印象深い。そんな2人を囲む娘役の女優陣の好演も光る。近年の原田作品の編集を多く担当する原田遊人は、俳優業も兼ねる監督の息子でもある。

わが母の記

役所広司ら豪華出演陣を原田眞人監督が迎えたドラマ。子どものころのトラウマを心に抱えながら、少しずつ記憶が薄れていく母親と向き合う作家とその家族の10年間を描く。

1959年、作家の伊上は父の隼人の見舞いに行った湯ヶ島の両親の家から東京に戻ってきた。家では妻や娘たちが彼の新作小説に検印を押していたが、三女の琴子の姿だけがなかった。伊上は自室に閉じこもって夕食にも降りてこない琴子に不満を募らせる。だが、深夜、持ち直したかに見えた隼人の訃報が入る。1960年、父親の亡き後、伊上の妹の桑子が母親・八重の面倒を見ていたが、八重の物忘れはひどくなるばかりだった。

作品データ

  • 制作年/2012
  • 制作国/日本
  • 内容時間/119分
  • ジャンル/ドラマ

出演

役名 役者名
伊上洪作 役所広司
八重 樹木希林
琴子 宮﨑あおい
桑子 南果歩
瀬川 三浦貴大
貞代 真野恵里菜
隼人 三國連太郎

スタッフ

  • 監督
    原田眞人
  • 脚本
    原田眞人
  • 撮影
    芦澤明子
  • 音楽
    富貴晴美
  • 編集
    原田遊人

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ユーザーレビュー

現在、2件のレビューが登録されています。

  • ネタバレ樹木希林の演技が絶品

    • ★★★★☆
    • herocomeon
    • 2016/06/14 10:19

    このレビューはネタばれのため本文を表示していません。 本文を見る

  • 静かな感動

    • ★★★★★
    • フォルテッシモ
    • 2016/06/05 18:54

    いい映画でした。日本、日本人の良さがわかる映画です。

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