映画

パリ警視庁：未成年保護部隊

パリの警察で未成年を犯罪から守るために働く、刑事のチーム。彼らの公私を俳優たちのリアルな演技で描ききり、カンヌ国際映画祭で審査員賞に輝いた、異色の社会派ドラマ。

カンヌでの受賞に加え、セザール賞で13個のノミネートを獲得し、編集賞など2部門を受賞。ミステリーものと異なり、小さな事件が次々と起きる日々を描いた、いわば“警察日記”的なストーリー。刑事たちの仕事面だけでなく、プライベートもたっぷりと描かれるが、ドキュメンタリータッチで撮られた俳優たちの演技は極めてリアルで出色。監督・脚本は女優として、当時恋人だったリュック・ベッソン監督の「フィフス・エレメント」でディーバ役を演じるなど、多彩な才能があるマイウェン。俳優ならではの感性を見せた。