映画

スノープリンス　禁じられた恋のメロディ

昭和初期、雪国で祖父や愛犬と暮らす貧しい少年。その淡い初恋と切ない運命を綴った感動作。映画初主演だった森本慎太郎が主人公役を熱演。檀れい、岸惠子ら共演陣も充実。

「東京タワー　オカンとボクと、時々、オトン」の松岡錠司監督が、「おくりびと」の小山薫堂による脚本（「フランダースの犬」に影響を受けた）を映画化。雪国の寒村を舞台に、祖父と愛犬を支えに生きる貧しい少年が、裕福な少女との格差がある初恋、サーカス団との交流を通じて成長していく姿、そして待ち受ける悲しい運命を綴る。映画初出演で初主演という大役に抜擢された森本が、貧しいが純真な少年役を見事に演じてみせた。共演はほか、連続テレビ小説「ちりとてちん」でヒロインの少女時代を演じた花沢真里乃。