映画

パリより愛をこめて

Ｌ・ベッソンが原案を担当し、Ｊ・トラヴォルタが主演したノンストップアクション。駐仏米大使館の職員と、麻薬捜査で訪仏した型破りなＣＩＡエージェントがコンビを組む。

ベッソンが脚本・製作を手掛た人気作「96時間」に続くP・モレル監督の新たなノンストップ編。かつてならハリウッドが得意としたバディ（相棒）ムービーを、ベッソンやモレル監督らフランスの映画人たちが自国を舞台に再構築。ワイルドな持ち味を全開させたトラヴォルタや「マッチポイント」のJ・R＝メイヤーズら大スターをキャストに招き、華やかさも上々。細かいあらをそうと感じさせない勢いは特筆すべきもので、ハリウッドでこの種の作品が減った今、今後のフランス産アクションも見逃せないと思わせるほど。