フィンランドのA・カウリスマキ監督が、思わぬことから過去の記憶を失った中年男性の運命を独特のタッチで描写。第55回カンヌ国際映画祭でグランプリなどに輝いた秀作。
列車で夜のヘルシンキにたどり着いた男性は暴漢に襲われ、身ぐるみ剥がされた上に意識不明の重体に陥る。病院に担ぎ込まれた男性はいったん死亡宣告を受けるが、その後奇跡的に息を吹き返すと病院から脱走、港湾地区で行き倒れとなっているところを、コンテナの住人ニーミネン一家に救助される。過去の記憶をすっかり失ってしまった男性は、一家や救世軍で働く女性イルマの親切な世話を受けながら、新たな生活を送り始めるが……。作品データ
- 原題/Mies vailla menneisyyttä
- 制作年/2002
- 制作国/フィンランド
- 内容時間(字幕版)/97分
- ジャンル/ドラマ
受賞歴
- 第55回(2002)カンヌ国際映画祭女優賞「カティ・オウティネン」
出演
| 役名 | 役者名 |
|---|---|
| 男性 | マルック・ペルトラ |
| イルマ | カティ・オウティネン |
| ニーミネン | ユハニ・ニエミラ |
| カイザ | カイヤ・パカリネン |
| 救世軍のマネジャー | アンニッキ・タハティ |
| アンティラ | サカリ・クオスマネン |
| 救世軍バンド | マルコ・ハーヴィスト&ポウタハウカ |
スタッフ
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監督アキ・カウリスマキ
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製作アキ・カウリスマキ
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脚本アキ・カウリスマキ
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撮影ティモ・サルミネン