映画

ヒポクラテスたち

大森一樹監督が自らの体験をもとに、医者の卵である医大生たちの悩み多き日々を、古尾谷雅人、伊藤蘭らの共演でいきいきと描いて好評を博した、ＡＴＧ配給の青春群像劇。

父親が医者で、自らも医大に進学する一方、高校時代から自主映画作りに熱中するなど、異色の経歴の持ち主であった大森監督。そんな彼が、自らの体験をもとに、京都の医科大学で学ぶ医大生たちの悩み多き青春の日々を、ユーモアとペーソスをこめて活写。日活ロマンポルノで活動していた古尾谷が主演で商業映画デビューを果たしたほか、キャンディーズの電撃解散以後、本作で芸能界にソロ復帰を果たした伊藤、やはりこれが商業映画デビュー作となった内藤剛志らが好演を披露。さらに手塚治虫、鈴木清順も特別出演した。