映画

スカーフェイス

麻薬密売のビジネスを通じ、大物ギャングに成り上がっていくキューバ難民を、「ゴッドファーザー」などの名優Ａ・パチーノがワイルドに熱演したハード・バイオレンス巨編。

これぞ血と銃弾に彩られたアメリカン・ドリーム。凄まじい銃撃戦、台詞に“四文字言葉”があふれる会話など、ひとりのギャングの成り上がり物語がハードなタッチで描かれている。名匠ハワード・ホークス監督の名作「暗黒街の顔役」を、「アンタッチャブル」のB・デ・パルマがリメイク（やはりギャング物の「カリートの道」でもパチーノと組んだ）。長回し撮影を多用した、華麗かつ迫真の演出は監督ならではだ。脚色は脚本家時代のO・ストーン。共演は「ホワット・ライズ・ビニース」の美人女優M・ファイファー。