映画

007／死ぬのは奴らだ

３代目ボンド男優Ｒ・ムーアがポール・マッカートニーの主題歌に乗って初登場した「００７」シリーズ第８弾。００７は世界の麻薬市場を独占しようとする男カナンガを追う。

前作で再登板した初代ボンド男優優ショーン・コネリーに代わり、3代目ムーアが初登場。硬派で野性的な男の魅力を漂わせたコネリー＝ボンドに比べ、ムーアが演じたボンドは陽気で柔和、アクションの中にもユーモアと洗練を感じさせる都会派。その颯爽とした姿はファンの支持も厚く、ムーアはこのころのシリーズ期を支える007映画の顔となった。ハイスピードボートの猛チェイス、ボンドガール、J・シーモアのミステリアスな美貌、そしてマッカートニーによる主題歌など他の話題も多く、劇場公開で大ヒットを記録。