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　ウィンブルドン・チャンピオンのゴラン・イバニセビッチを生んだクロアチア。現在の若きエースは、21歳のこのチリッチだ。

　198センチの長身を生かしたサーブ、本人が最も自信のある両手打ちのバックハンドを含めたパワフルなグラウンドストロークで、ジュニア時代は世界ナンバーワン。母国の期待も大きく、17歳からデビスカップのメンバーとして戦っている。2005年のプロ転向後じわじわとランキングを上げ、今年は初のトップ10入りも。次に目指すはビッグタイトルだ。

　過去3度のウィンブルドンでは4回戦進出が最高だが、昨年の全米オープンでグランドスラム初のベスト8、今年の全豪ではベスト4とますます成長。好きな芝でさらなる好成績を狙う。