大会第13日
男子シングルス準決勝
6月4日(金)夜7:50〜深夜1:59 コート・フィリップ・シャトリエ 第1試合
BS-5ch/191ch



ロビン・ソダーリング
(スウェーデン)
(スウェーデン)
VS
トマーシュ・ベルディヒ
(チェコ)
(チェコ)
解説:坂本 真一 実況:河路 直樹
時速230km台の破壊的なサーブ、193cmの巨体から繰り出す重いフォアハンド、ソダーリングは自信に満ちている。昨年はナダル、今年はフェデラーを赤土のセンターコートに葬ったのだから、それも当然の話だ。だが、No.1に勝っても17位に勝つとは限らない。ベルディヒとの対戦成績は4勝3敗と僅差。直近の対戦、3月のマイアミ、唯一のクレーコートの対戦ではベルディヒが勝っている。
しかし、大会もここまで進んでくれば過去の記録は参考にならない。ソダーリングの頭には当然ながら初のビッグタイトルがちらついている。その意識を跳ねのけることができるか。逆にベルディヒは、長期戦に持ち込んでソダーリングの自信を揺さぶりたいところ。
大会第13日
男子シングルス準決勝
6月4日(金)夜7:50〜深夜1:59 コート・フィリップ・シャトリエ 第2試合
BS-5ch/191ch



ユルゲン・メルツァー
(オーストリア)
(オーストリア)
VS
ラファエル・ナダル
(スペイン)
(スペイン)
解説:土橋 登志久 実況:鍋島 昭茂
1セットも落とさず準決勝までコマを進めてきたナダル。これで今季はクレーコート20戦負けなしだ。優勝すれば、世界ランクも1位に復帰。厳しい表情に王座タイトル奪回への決意を感じる。メルツァーとの対戦成績は2戦2勝でいずれも一方的。左利きとの対戦はこの大会で3人目になり苦手意識はないが、油断はできない。
メルツァーは準々決勝のジョコビッチ戦で、2セットを取られたあと第3セットの0-2から逆転。同じオーストリア出身の左利きで、95年全仏で優勝したトーマス・ムスターをほうふつとさせるしぶとさだった。昨年、故郷ウィーンで3年ぶり2度目のツアー優勝を果たし、自信をつけたという。28歳のベテランだが気持ちはフレッシュだ。