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　08年の全豪オープン準優勝で脚光を浴びたツォンガは、トレードマークである勝利の“コンゴ・ダンス”を昨年の有明でも披露……今大会のディフェンディング・チャンピオンだ。

　時速230キロのビッグサーブを軸に展開するサーブ・アンド・ボレーはジュニア時代から変わらぬスタイルで、外見のイメージとは違う繊細なネットプレーにも目を奪われる。ただ、プロ入り後数年間は椎間板ヘルニアなど度重なる故障に悩まされ、「ガラスの体」と呼ばれたことも。今季もウィンブルドンで痛めた膝が原因でその後ツアーを離れているのが気にかかる。

　なお、ニックネームの「モハメド・アリ」はもちろん見た目そのまま、ボクシング界のスーパースターが由来だ。