The 56th GRAMMY AWARDS

第56回グラミー賞授賞式 生中継!グラミー賞ノミネーションコンサート 12/7(土)午前11:50[WOWOWプライム]

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グラミー賞×cinemacafe

グラムービーなセレブたち【男性編】

いよいよ2月11日(月・日本時間)に開催される第55回グラミー賞。同賞は今も昔も、音楽業界で最も権威のあるアワードであり、ノミネートに名前が挙がるだけでも大きな名誉。そして受賞することは、音楽のキャリア、果ては人生までもまるっきり変えてしまうほど大きな影響力があります。ここではグラミー賞に輝きながら、映画出演も果たし、さらにビジネスやエンタメの分野でも活躍している、才能あふれるスターたちをご紹介したいと思います。

■歌手&俳優&ビジネスマン、ジャスティン・ティンバーレイク

一人目は、アーティスト&俳優&ビジネスマン、ジャスティン・ティンバーレイク。ジャスティンはポップスター仲間のクリスティーナ・アギレラやブリトニー・スピアーズと共に、とても若い年齢でデビューしました。彼の名を世に広めたのは、ボーイズ・グループとして史上3番目の売り上げを記録している「'N Sync(イン・シンク)」。しかしグループは3枚目のアルバムの後、活動を休止。ジャスティンはソロ・アーティストとして再スタートしました。若く成功を手にしている多くのアーティストにとって、音楽の道を本格的に進むのは容易ではありません。しかしジャスティンは間違いなく例外です! 彼の最初の2枚のアルバムは世界中で700万枚を売り上げ、見事6個のグラミー賞を獲得しました。

しかし、実はここ6年ほどジャスティンはステージで歌うことから遠ざかり、俳優活動や、制作側の仕事に力を入れています。例えば、ジャスティンはマドンナとの大ヒット曲 「4 minutes」を書いたり、デュラン・デュランの2007年のアルバム 「レッド・カーペット・マサカー〜美しき深紅〜」の曲作りとプロデュースにも参加しています。その後、R&Bシンガーのシアラや、イギリスの歌姫、レオナ・ルイスの曲も共同プロデュース。それ以上に特筆すべきは、彼が俳優としてのキャリアを成功させていること。アカデミー賞受賞作である『ソーシャル・ネットワーク』をはじめ、『バッド・ティーチャー』『ステイフレンズ』『人生の特等席』等、多くの話題作に出演しています。

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彼はまた、深夜のライブコメディ番組「サタデー・ナイト・ライブ」でエミー賞を2個手にしています。彼の成功はそこでは終わりません! 2005年には高い品質のジーンズが人気のファッション・ライン「ウィリアム・ラスト」を、2007年にはレコード・レーベル「テンマン・レコーズ」を立ち上げました。そして、この他にも、彼は複数の人気レストランのオーナーであり、自身のテキーラのブランドまで持ってます! 熱心なゴルファーでもあるジャスティンは、2007年には買収したゴルフコースを環境に優しいゴルフコースとして甦らせ、環境に関する賞を受賞。そして最近、彼の最も大きな投資は、SNSの「マイスペース」。リニューアル時には、ジャスティンが数年ぶりにリリースしたニュー・シングル「Suit & Tie」を大フィーチャーしていました。

現在、彼は待望の3枚目のソロアルバム、「20/20 Experience」を制作中。すでに3本の映画の撮影も完了しています。2013年もジャスティンの大活躍を見ることが出来そうです!

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■ラップ界のスーパースター、ジェイ・Z

もうひとり、グラミー受賞者でありながら様々な分野で成功を収めている男性アーティストといえば、ラップ界のスーパースター、ジェイ・Zことショーン・カーターです。彼はアメリカで最も成功したヒップホップアーティストであり、起業家の一人です。「フォーブス」誌によると、彼の純資産は約5億ドルだとか。彼は世界中で5,000万枚以上のアルバムを売り上げ、14のグラミー賞を受賞。彼はビルボード200アルバム・チャートで、ソロアーティストとして1位を記録したアルバム枚数の最多記録を保持。要は、彼は音楽史上、最も偉大なラッパーと評されているわけです。

しかし、ジェイ・Zはキャリアの初期の頃から、様々な分野でのビジネスに関わっています。その最初が、自身のレコード・レーベル、「ロッカ・フェアラ・レコード」の共同創設者となったこと。以来、彼は音楽業界で最も成功したレコードレーベルの一つ、「デフジャム」の社長となり、「ロカウェア」というブランドでファッション業界にも進出。この権利は、2007年に2.04億ドルで売却しています。彼はまた、スポーツバーやクラブのチェーンも所有しており、最近、彼は東京とシンガポールの両方に進出する計画も明らかにしていますよ。

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ビールブランド「バドワイザーセレクト」の共同ディレクターも務めている彼ですが、戦略的マーケティング計画や広告デザインの開発についてアドバイスしているそうです。NBA(プロバスケットボール)チーム、ブルックリン・ネッツの共同オーナーでもあり、チームをニュージャージー州から、彼が生まれ育ったブルックリンに連れてくることにも力を注ぎました。

ジェイ・Zとビヨンセのスーパースターカップルは、間違いなく多忙な夫婦ですが、これに留まらず、彼はここ数年、政治の分野でもとても活発で、オバマ大統領の選挙運動には積極的に関わったり、ハリケーン・カトリーナ災害の復興や、世界的な水不足の問題にも関与しています。 今年のグラミー賞では、6部門にノミネート。彼の12枚目となる新作アルバムを制作中と噂されているので、グラミー賞ではその一部を明らかにしてくれることを期待しましょう!

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■映画と音楽を股にかける俳優、ジェイミー・フォックス

3人目としてご紹介するのは、俳優のジェイミー・フォックス。彼はハリウッドで数少ない、映画と音楽の世界を股にかけている俳優です。アカデミー賞受賞経験もあり、ほとんどの人は先ず俳優としてジェイミーのことを思い浮かべると思いますが、彼によると、彼が情熱を注いできたのは第一に音楽のようなのです。

他にはMTV 少年時代に聖歌隊で歌っていたジェイミーは、コメディアンとしてキャリアをスタート。90年代には人気TV番組「イン・リビング・カラー」で知名度が急上昇(ジェニファー・ロペスもこの番組で有名になりました)。そしてデビューアルバムとなる「ピープ・ディッス」をリリースしましたが、残念なことにこれは失敗。1999年、彼は俳優デビュー作となったオリバー・スターン監督作品『エニイ・ギブン・サンデー』で高い評価を受け、瞬く間に映画業界で、最も有望な若手俳優として知られるようになりました。

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転機となったのは2004年。彼は複数の有名アーティストたちとレコーディングをし、カニエ・ウェストとのコラボレーションでリリースした曲「ゴールドディガー」はグラミー賞を獲得。ようやく俳優としてではなく、アーティストとしても名が知られるようになりました。しかも同年、彼は映画『レイ』(レイ・チャールズの伝記映画)とトム・クルーズ主演の『コラテラル』で印象的な演技を披露。2作品同時に同年のアカデミー賞にノミネートされる快挙は、男優としては史上二人目となりました(一人目はアル・パチーノです)。この年、彼は見事『レイ』でアカデミー賞とゴールデン・グローブ賞、両方を受賞しました。

その翌年、2枚目のアルバム「アンプリディクタブル」をリリース。全米だけでも198万枚のセールスを記録し、アルバムチャート1位という記録も手にしました。「ゴールドディガー」以後もさらに別の曲でグラミー賞を受賞した彼。最近ではアカデミー賞作品賞にノミネートされているクエンティン・タランティーノ監督の『ジャンゴ』に出演、2014年にリリースされる予定の『アメージング・スパイダーマン』の続編で最大の敵を演じることが予定されています。間違いなくこれからもっとたくさん、ジェイミーの活躍を目にすることになりそうですね!

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