放送カードプレビュー


大会第10日

女子シングルス準々決勝

6月1日(火)夜8:50〜深夜1:59 コート・フィリップ・シャトリエ 第1試合
BS-5ch/191chLIVE
フランチェスカ・スキアボーネ
(イタリア)
VS
カロライン・ウォズニアッキ
(デンマーク)

解説:杉山 愛 解説:土橋 登志久 実況:河路 直樹

 女子シングルスに残った8強の中でグランドスラム優勝経験者はセレナだけと、混沌としてきた。その中で、ウォズニアッキが19歳の最年少、スキアボーネが最高齢で今月23日に30歳になる。2人の対戦は2年前にハードコートで1度だけあり、スキアボーネが勝っているが、当時のウォズニアッキのランキングは15位で現在は3位だから、あまり参考にはならない。
 スキアボーネの特徴は不可思議かつ不可解。パワーはないが、ショットは多彩でスタミナも十分。明るい性格で気分転換が巧く、杉山愛は6戦して1度も勝てなかった。安定したプレーがウォズニアッキの強みだが、ベテランがそこをどう掻き回してくるか。お手並み拝見だ。



大会第10日

男子シングルス準々決勝

6月1日(火)夜8:50〜深夜1:59 コート・フィリップ・シャトリエ 第2試合
BS-5ch/191chLIVE
ロジャー・フェデラー
(スイス)
VS
ロビン・ソダーリング
(スウェーデン)

解説:坂本 真一 実況:鍋島 昭茂

 いよいよ昨年の決勝の再現。ソダーリングがブレークしたのは昨年の全仏だったが、2人の対決はちょっと因縁じみてきた。これまで12回対戦してすべてフェデラーが勝っている。グランドスラムでの対戦は昨年の全仏が初めてだったが、その後、ウィンブルドンの4回戦、全米オープンの準々決勝でもめぐり会った。
 ソダーリングは勝てはしないが、内容的にはジワジワと良くなっている。全仏ではタイブレークが1度だったのにウィンブルドンではタイブレークが2度になり、全米ではタイブレークからセットを奪った。今大会のフェデラーは失セット0で危なげない。そしてソダーリングのショットも力強い。フェデラー・ファンは息を抜けない試合になるだろう。



大会第10日

女子シングルス準々決勝

6月1日(火)夜8:50〜深夜1:59 コート・スザンヌ・ランラン 第1試合
192chLIVE
エレナ・デメンティエワ
(ロシア)
VS
ナディア・ペトロワ
(ロシア)

解説:神尾 米 実況:木村 季康

 メジャー初制覇を夢みるデメンティエワにとって正念場の戦いになる。ボトムハーフに残った他の3人の中では、ペトロワとの対戦が最も分の悪い7勝7敗。ここを切り抜ければ、04年の全仏、全米オープン以来6年ぶりのグランドスラム決勝に大きく前進する。クレーでの対戦成績も2勝2敗の五分だが、最近の4戦では4連勝。2回戦のアレクサンドラ・ウォズニアク戦が危なかったが、メンタル面で縮むのが怖い。破壊的なフォアハンドを生かすには天気もカギ。予報では雨で不利だが、そういうことを考えなければ道は開ける。
 ペトロワに関しては、クルム伊達が「自分が対戦した中では最もパワーを感じた選手」と評したが、メンタルで崩れる点では似たタイプだ。



大会第10日

男子シングルス準々決勝

6月1日(火)夜8:50〜深夜1:59 コート・スザンヌ・ランラン 第2試合
192chLIVE
トマーシュ・ベルディヒ
(チェコ)
VS
ミカエル・ユーズニー
(ロシア)

解説:柳 恵誌郎 実況:久保田 光彦

 昨年の楽天オープンで準優勝したユーズニーにツキが回ってきた。楽天の決勝で負けたツォンガが途中棄権して足取り軽く全仏で初のベスト8入り、グランドスラムで2006年の全米オープン以来の準決勝進出を狙う。ハードヒッターでしぶとさが売り物。地元ファンは、パリで開かれた02年のデ杯決勝で、優勝を決める最後の試合に抜擢された姿を忘れないだろう。当時は20歳。2セットダウンからの逆転勝利だった。
 対するベルディヒも08年の東京で優勝している。2人の対戦成績はユーズニーの6勝4敗、昨年は2勝2敗の五分だが、ベルディヒは今年3月にフェデラーを倒すなど自信をつけている。熱い戦いになりそうだ。


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