放送カードプレビュー


大会第2日

女子シングルス1回戦

5月24日(月)午後5:55〜深夜0:00 コート・フィリップ・シャトリエ 第1試合
193chLIVE
アラ・クドリャフツェワ
(ロシア)
VS
カロライン・ウォズニアッキ
(デンマーク)

解説:神尾 米 実況:木村 季康

 自己最高の第3シードとしてのグランドスラムに臨むウォズニアッキだが、自信に満ちているという状態ではないだろう。出場したクレーコート6大会のうち2大会が足首のケガなどで途中棄権とコンディション面が気がかりだ。
 そこに迎えるクドリャフツェワは嫌な相手に違いない。世界ランクは78位だが、大物にけっこう強い。07年のウインブルドンでチャンピオンになったビーナスを1回戦であと2ポイントというところまで追い詰め、翌年にはシャラポワを破ってみせた。父はレスリングの元世界チャンピオンという立派なアスリートのDNAを引き継ぎ、女子スポーツが美貌やファッションなどで騒がれることを嫌悪。その手の選手が相手だと燃えるらしいが、ウォズニアッキは十分ターゲットになる。



大会第2日

女子シングルス1回戦

5月24日(月)午後5:55〜深夜0:00 コート6 第2試合
193chLIVE
土居 美咲
(日本)
VS
ポローナ・ハーコック
(スロベニア)

解説:坂本 正秀 実況:鍋島 昭茂

 WTAツアー本戦の出場経験もない19歳の土居が、全豪オープンに続いて2度目のグランドスラム予選出場を見事突破し、“メジャーデビュー”を果たす。前回の全豪では予選1回戦で敗れたが、その後は積極的に海外のITFレベルの大会で培った力が早くも発揮された。
 対戦するハーコックは、つい1か月前に日本がフェド杯プレーオフで敗れた相手スロベニアのエースを務めた19歳。ちなみに、このフェド杯で土居は代表に選ばれていない。同い年のふたりだが、ランキングは179位の土居に対してハーコックは52位。身長でも159センチに182センチと対照的だ。2年前のウィンブルドン・ジュニアで一度対戦し、土居はストレートで敗れたが、粘りが生きるクレーのほうがチャンスはある。



大会第2日

男子シングルス1回戦

5月24日(月)午後5:55〜深夜0:00 コート6 第3試合
193chLIVE
錦織 圭
(日本)
VS
サンティアゴ・ヒラルド
(コロンビア)

解説:土橋 登志久 実況:河路 直樹

 昨年の全豪オープンからほぼ1年半ぶりに、錦織がグランドスラムのコートに立つ。迎える22歳のヒラルドは上り坂の世界ランク58位だが、錦織の最高時は56位。最新のランキング246位という数字は、故障で1年間を棒に振った錦織の実力を正確に示しているとはいえない。復調の程度はまだ5割くらいと本人は言うものの、本来の試合勘をいかに取り戻すことができるか、ずっと我慢していた実戦を通じて吹き出すアドレナリンに期待したい。
 ところで、コロンビアのボゴタに住むヒラルドは当然、高地の生活で養われた持久力がある。ただでさえ右ひじへの負担を軽減したい錦織にとって、長期戦には持ち込みたくない相手だ。勝てば次の相手は順当なら第3シードのノバク・ジョコビッチ。ワクワクせずにはいられない。



大会第2日

男子シングルス1回戦

5月24日(月)深夜0:00〜午前5:00 コート6 第3試合
BS-5ch/191ch
錦織 圭
(日本)
VS
サンティアゴ・ヒラルド
(コロンビア)

解説:土橋 登志久 実況:河路 直樹



大会第2日

男子シングルス1回戦

5月24日(月)深夜0:00〜午前5:00 コート・スザンヌ・ランラン 第3試合
BS-5ch/191ch
アンディ・マレー
(イギリス)
VS
リシャール・ガスケ
(フランス)

解説:坂本 真一 実況:吉崎 仁康

 サーフェスの違いは重要だが、それも気持ちの持ち方次第で変わる。マレーの究極の目標は地元ウインブルドンの頂点だが、初出場の2005年の3回戦から一歩ずつコマを先に進め、昨年は4強入りを果たした。その原動力がローランギャロスでの初のベスト8だった。今季は全豪オープンでグランドスラム初の決勝をフェデラーと戦ってから糸が切れた感じ。ここで立て直しておきたい。
 ところが初戦の相手が怖い。ガスケは地元フランスが最も期待したナダル世代。2年前の薬物疑惑で狂ったリズムがなかなか戻らなかったが、先週のニース大会決勝で格上のベルダスコを倒し、3年ぶりにツアー優勝を果たした。両者ともに負けられない試合であり、結果はウインブルドンにも及ぶ重要な一戦である。


Not Found
Not Found Not Found