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Vol.184 2009.11.06　毎週金曜配信

南アフリカ初の黒人大統領ネルソン・マンデラの、27年間に及ぶ獄中での幽閉生活にスポットを当てた感動作。政治活動家として刑務所生活を強いられたマンデラと、彼との出会いによって社会を見つめ直す白人看守グレゴリーの交流が描かれる。白人看守役を「ダーウィン・アワード」のジョゼフ・ファインズ、またマンデラ役をテレビドラマ「24」シリーズでパーマー大統領を演じたデニス・ヘイスバートが、それぞれ好演。監督は「ペレ」「愛の風景」で2度のカンヌ国際映画祭パルム・ドールに輝くデンマークの名匠ビレ・アウグスト。

1993年の「ブロンクス物語／愛につつまれた街」以来となる、ロバート・デ・ニーロ2作目の監督作としても話題のサスペンス。ジョン・F・ケネディ暗殺の遠因ともいわれている「ピッグス湾事件」の背景に潜む、ベテラン諜報（ちょうほう）員エドワード・ウィルソン。彼の20数年に及ぶ波乱の人生を、現代アメリカの裏の歴史とともに振り返っていく。主演は当初予定されたレオナルド・ディカプリオに代わって、マット・デイモンに。同じスパイ物ながら活劇のジェイソン・ボーンシリーズとは異なる渋いキャラづくりに成功した。

20年以上もアメリカの国家機密をソ連のKGBに売り渡していた実在のFBI捜査官のスパイ事件を映画化したクライム・サスペンス。国も組織も巧妙に裏切り続けた犯人を逮捕するまでの2か月間を追う。「ボーン・アイデンティティー」「シリアナ」などの名優クリス・クーパーが悪賢い捜査官を怪演。「父親たちの星条旗」「クラッシュ」のライアン・フィリップとの演技合戦のほか、人間の深い心の闇に踏み込んで行く思いもよらないストーリー展開に注目だ。

「ゼロの焦点」完成披露会見
10月22日、東京・六本木のTOHOシネマズ六本木ヒルズで、第22回東京国際映画祭の特別招待作であるサスペンス映画「ゼロの焦点」が上映され、主演の広末涼子、中谷美紀、黒田福美、野間口徹、犬童一心監督が完成披露会見に出席した。

「笑う警官」記者会見
10月23日、六本木ヒルズのアカデミーヒルズタワーホールで、第22回東京国際映画祭特別招待作品の映画「笑う警官」の記者会見が行われ、角川春樹監督、出演者の大森南朋、松雪泰子、宮迫博之、原作者の佐々木譲が登場した。


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