Not Found
スタジアムガイド
テニス界で最も歴史ある大会、ウィンブルドン。テニスファンの憧れとも言えるこの大会の会場の魅力について、様々な角度からご紹介します。
MAP
スタジアム紹介
センターコート

写真:Getty Images
1922年に今の場所に建設され、長年、改修はしても伝統的な姿を重んじてきたが、ついに09年、長年要望の強かった開閉式屋根を備えた新コートに生まれ変わった。屋根には透過率40%の特殊防水加工を施したファブリック素材が用いられ、光が射し込むために屋内状態でも芝の輝きが保たれる。テニスは屋外で行なわれるに限るが、今や雨天のセンターコートも一見の価値あり。
1万5000席あるが、チケットを手に入れるのもどこよりも困難。基本的には前年末までに申し込まなくてはならず、その中から抽選で当たった人にのみ通知が来るという仕組みだ。当日券もわずかながら売り出されるが、センターコートの場合、徹夜で並ぶことはもちろん、それでも入れないことも覚悟を。
1番コート

(C)Tennis Magazine
1928年の建設当初からセンターコートの隣にあったが、97年に今のマレー・マウント(かつてはヘンマン・ヒル)の近くに新しく造られた。隣の丘≠ナはセンターコートや1番コートに入れない多くのファンがスクリーン観戦し、特にマレーの試合が行なわれるときのエネルギー量はすさまじい。そんなときは多少外の大歓声に邪魔されるかもしれないが、それもウィンブルドンの一つの顔。センターコートよりも空がひらけた造りも手伝って、より開放的なムードを味わえる。
押さえておきたいウィンブルドンの注目スポット
マレー・マウント

小高い丘マレー・マウント≠ナはのんびりと観戦する人たちが多数! 写真:Getty Images

ウィンブルドンの定番グルメ、ストロベリークリーム 写真:Getty Images
最寄りの地下鉄サウスフィールド駅からは徒歩15分、バスに乗れば片道2ポンドでラクできるが、1週目は渋滞も予想され、徒歩と同じくらい時間がかかる可能性も。すでにチケットがあるなら、名物の当日券行列でも眺めながらのんびり歩いて行くのがおすすめだ。
1番ゲートからゆるやかな坂を上っていくと、すぐに見えてくるのがマレー・マウント≠アとアオランギ広場。センターコートや1番コートのチケットを持っていなければ、ここに座ってのんびりスクリーン観戦もいい。ウィンブルドン名物〈ストロベリークリーム〉の購入も忘れずに。旬のいちごに生クリームがかかっただけのシンプルなものだが、大会期間中に消費されるいちごはなんと約28トン!
アオランギ練習場

選手からサインをもらえるスポットの一つ、アオランギ練習場=@写真:Getty Images
柵があり、無闇に選手には近づけないが、多くの選手はここで立ち止まってサインに応じてくれる。選手の練習時間もまた一般には公開されないので、お目当ての選手をつかまえるのは困難だが、気長に数時間待っていれば、運よくトップ選手が通るかも。
ウィンブルドン・ミュージアム

ミュージアムには100年以上の歴史を誇るウィンブルドンを彩ってきた貴重なアイテムが。 写真:Getty Images
大会で活躍した選手たちの使用アイテムやテニスにまつわるアンティークの数々、ロッカールームの再現や、さまざまなデモンストレーション……とても紹介しきれないが、とにかくテニス好きなら興奮しっぱなしのはず。100数十年に及ぶテニスの歴史にもいっそう興味が湧くだろう。
大会期間中は各国語のオーディオガイドが利用できないため、英語に自信がなければ、紙でも電子でもいいが辞書を持参したほうがいい。理解の幅が広がる。
Not Found