- 大会第1日
- 女子シングルス1回戦
- 6/23
- (月)
夜7:30
〜夜10:00
- コート17 第1試合
クルム伊達 公子
(日本)
エカテリーナ・マカロワ
(ロシア)
解説:神尾 米 実況:鍋島 昭茂
再挑戦′縺A6度目となるウィンブルドンに戻って来たクルム伊達。昨年は大会史上最年長の3回戦進出で盛り上げただけに、43歳の初戦が注目される。マカロワは左利き。カウンター気味のショットで角度をつけて揺さぶってくるしぶとい選手だ。第22シードという強敵だが、ランキング以上に嫌なデータが伊達の2敗という対戦成績。ただ、昨年のフェド杯で完敗したあと今年のパタヤではフルセットに持ち込んでいる。いずれもハードコートだ。
芝になれば話は別だろう。伊達のフラットなライジングショットは、芝の上ではさらに低く速く滑り、対戦相手を苦しめる。先々週のバーミンガムでも世界35位のダニエラ・ハンチュコバに圧勝するなどしてベスト8まで勝ち進んだ。持ち味を最大に発揮できる芝で、2敗分の雪辱なるか。期待せずにはいられない。
- 大会第1日
- 女子シングルス1回戦
- 6/23
- (月)
夜7:30
〜夜10:00
- コート17 第2試合
奈良 くるみ
(日本)
アンナ レナ・フリードサム
(ドイツ)
解説:坂本 真一 実況:木村 季康
奈良が2010年に予選を突破して初出場を果たしたときは149位だった。自身の立ち位置が違う4年ぶりのウィンブルドンは、随分違った景色に見えるだろう。日本トップの39位となった奈良は、22歳とまだ若いが、相手はもっと若い20歳のフリードサムだ。ドイツが期待する若手の一人。今年の全仏でグランドスラム・デビューしたばかりの111位で、ランキングでは奈良と開きがあるが、実は対戦成績では奈良が1勝2敗と負け越している。
2敗のうち1敗は、奈良がブレークした昨年の夏以降。相性のいい相手ではなさそうだ。ただ、奈良がツアー初優勝を果たした今年2月のリオデジャネイロで一矢報いた。155cm 53kgの奈良に対してフリードサムは174cm 68kgとかなり大柄だが、早いテンポで展開する痛快なテニスで体格差を埋めたい。
- 大会第1日
- 女子シングルス1回戦
- 6/23
- (月)
夜10:00
〜午前7:30
- センターコート 第2試合
- ※早終了あり
パウラ・カニア
(ポーランド)
リー・ナ
(中国)
解説:坂本 正秀 実況:久保田 光彦
全仏オープンでリー・ナがまさかの1回戦負けを喫してから約1ケ月。気持ちとプレーを芝に向けて切り替えるには十分な時間があったが、前哨戦を戦わずに1ケ月ぶりの実戦に臨むには少々緊張感が伴う。
そこへ、相手がほぼ無名の175位カニアというのは幸いだった。予選3試合を勝ち上がってきた勢いがあるとはいえ、この21歳にとってはこれがグランドスラム・デビュー。その舞台がいきなりウィンブルドンのセンターコートという状況はさすがに平常心を保つのが厳しい。しかもウィンブルドンは、グランドスラムの中で唯一予選会場と本戦会場が違う。挑戦者らしく捨て身で臨む気概はあっても、大舞台の経験量に加えて全仏の無念払拭へ強い気持ちを抱く32歳を追い詰めるのは、たやすいことではない。
- 大会第1日
- 男子シングルス1回戦
- 6/23
- (月)
夜10:00
〜午前7:30
- センターコート 第3試合
- ※早終了あり
ノバク・ジョコビッチ
(セルビア)
アンドレイ・ゴルベウ
(カザフスタン)
解説:土橋 登志久 実況:河路 直樹
全仏オープンのタイトルは今年ジョコビッチが一番狙っていたものだっただろう。生涯グランドスラム達成のために残すピースはその全仏だけだったからだ。またもあと一歩でそれを逃した前王者だが、ウィンブルドンでの3年ぶり2度目の優勝へ向けて、新たなスタートを切る。
対戦するゴルベウは現在カザフスタンのトップで、近年のカザフスタンのデビス杯における躍進の立役者だ。今年のデ杯準々決勝では全豪優勝者のバブリンカにも勝っている。だがグランドスラムでは2回戦を突破したことがない。2010年には自己最高位を33位まで上げた危険な選手ではあるが、対戦成績はジョコビッチの2勝0敗。セットも落としていない。ゴルベウには不運だが、ジョコビッチがグランドスラムでこういう相手に取りこぼすことはまず考えられない。