- 大会第12日
- 女子シングルス決勝
- 7/6
- (土)
よる9:45
〜深夜1:00
- センターコート 第1試合
サビーネ・リシツキ
(ドイツ)
マリオン・バルトリ
(フランス)
解説:神尾 米 実況:鍋島 昭茂
どちらが勝ってもグランドスラム初優勝。ウィンブルドンでは経験がものをいうせいか、意外と少ないケースで、オープン化以降ではヤナ・ノボトナとナタリー・トージアが戦った1998年の一度しかない。
ビッグネームが早いラウンドで敗れる中、連覇へ視界良好だった女王セレナ・ウイリアムズを破ったのがリシツキだ。そして、その時点で優勝候補筆頭となった第4シードのアグネツカ・ラドバンスカを準決勝で大接戦の末に下し、初のグランドスラム決勝進出を決めた。今大会セレナに次ぐ時速196キロを記録したビッグサーバーで、パワー全開のアグレッシブなプレーは芝との相性もいい。
芝との相性の良さはバルトリも同じで、フラットな両手打ちやスピードが芝で生きる。2007年には当時の女王ジュスティーヌ・エナンを破っての決勝進出で驚かせた。ビーナス・ウイリアムズに完敗したが、「あのとき私は若かったわ。今は何もかもが上達している」と2度目の決勝戦に自信を見せる。グランドスラムの決勝は経験がカギともいわれるが、ウィンブルドンでの過去10年を見ると、グランドスラム初の決勝進出者が優勝したケースが2回ある。04年にセレナを破ったマリア・シャラポワ、そのシャラポワを破った11年のペトラ・クビトバだ。今大会倒してきた相手の顔ぶれはバルトリよりもリシツキのほうがはるかに豪華だが、最後の一戦に強心臓が試される。
対戦成績はリシツキの3勝1敗だが、ウィンブルドンでは1勝1敗。激しいラリー戦を制し、初栄冠に輝くのはどちらか。
※放送カードは、当日の試合進行により変更となる場合があります。