- 大会第5日
- 女子シングルス2回戦
- 6/28
- (金)
よる8:55
〜深夜0:00
- センターコート 第1試合
ローラ・ロブソン
(イギリス)
マリアナ・デュケ マリノ
(コロンビア)
解説:杉山 愛 実況:吉崎 仁康
アンディ・マレーに77年ぶりの地元優勝の期待がかかる一方、女子で注目されているのが19歳のロブソンだ。08年のウィンブルドン・ジュニアで優勝し、15歳の翌年に本大会に初出場。11年に1回戦を突破し、今回は初の3回戦進出を狙う。今大会ではユージェニー・ブシャール、マディソン・キーズら10代選手の台頭が目立っているが、ロブソンはその旗頭的な存在と言っていい。芝では左利きからの外に逃げるサーブが有効で、1回戦では第10シードのマリア・キリレンコを倒した。
対するマリアナ・デュケ マリノは全仏で予選から2回戦まで勝ち上がるなど最近好調。本来がクレーコート・プレーヤーだけに、ロブソンとしては何とか速い展開に持ち込みたいところだろう。男女とも大物プレーヤーが次々と消えて、グランドスラムのセンターコートを飾れる選手が多くない。その意味でも、地元がロブソンにかける期待は大きい。
- 大会第5日
- 男子シングルス3回戦
- 6/28
- (金)
よる8:55〜深夜0:00
深夜0:00〜午前7:30
- センターコート 第2試合
ニコラス・アルマグロ
(スペイン)
ジャージー・ヤノビッチ
(ポーランド)
解説:坂本 正秀 実況:久保田 光彦
スペインのテニス人気はナダル一辺倒だが、その人気者は1回戦で姿を消してしまった。スペインのナンバー3、アルマグロにとってそれがいいのか悪いのか。クレーコート・スペシャリストとはいえ、今年の全豪では全仏以外では初めてのベスト8入りを果たし、オールラウンドへの道を開拓中。ウィンブルドンもこれで3年連続の3回戦進出となり、この試合に初のベスト16がかかっている。
一方の22歳ヤノビッチは、昨年一気に躍進してきた選手。200位を超えていたランキングを22位まで上げた。最大の武器は、203cmの長身から打ち下ろすサーブだ。今大会中も3番目に速い時速135マイルを記録している。ヤノビッチのサーブとアルマグロのリターンがカギになるだろうが、そのアルマグロのサーブも好調で同じ136マイルを記録している。今年の全豪で一度だけ対戦があり、アルマグロが7−6、7−6、6−1で勝った。ベテランの試合巧者と錦織世代の勢いの対戦は、玄人好みの試合だ。
- 大会第5日
- 男子シングルス3回戦
- 6/28
- (金)
深夜0:00
〜午前7:30
- センターコート 第3試合
トミー・ロブレド
(スペイン)
アンディ・マレー
(イギリス)
解説:土橋 登志久 実況:河路 直樹
男子トーナメント表の下の山には強豪がひしめき、初優勝を狙う地元出身のマレーにタフなドローと言われたが、今やフェデラーもナダルもツォンガもいなくなり、すっかり見通しは良くなった。しかし、逆にプレッシャーがかかりそうな状況で、31歳のロブレドは少し嫌な相手ではある。全仏オープンでの涙のベスト8進出が記憶に新しいロブレドは、約1年前に脚の怪我で世界ランクを400位台まで落としていたが、トップ30にランキングを戻し、ウィンブルドンではこれが自己最高タイの3回戦進出。しぶといグラウンドストロークを武器に、得意とするサーフェスはもちろんクレーだが、怪我を乗り越えて自信を取り戻したベテランのテニスは奥が深い。
両者の対戦成績は2勝2敗だが、マレーの2敗はいずれもまだトップ10に入る前の07年以前の話で、逆にロブレドはその頃トップ10だった。対戦は今回が4年ぶりとなり、最後の対戦時と比べてもマレーの成長は著しい。今大会の好調さを見ても、マレー有利は間違いない。何が起こるかわからない今大会ではあるのだが…。
※放送カードは、当日の試合進行により変更となる場合があります。