- 大会第3日
- 女子シングルス2回戦
- 6/26
- (水)
よる8:55
〜深夜0:00
- センターコート 第1試合
フラビア・ペンネッタ
(イタリア)
ビクトリア・アザレンカ
(ベラルーシ)
解説:杉山 愛 実況:久保田 光彦
ウィンブルドンは過去2年ベスト4進出の元女王アザレンカ。「経験を積んで芝の戦い方がわかってきた」と自信を見せるが、1回戦で芝に足をとられ、痛めたひざの状態が心配だ。試合後、綿密な検査を行ったはずだが、その回復具合が一番のカギになる。負傷時は絶叫し、コートに倒れたまま涙を浮かべ、プレー続行は不可能かと思われたが、相手が世界ランキング106位のケレルだったから救われた。
2回戦の相手はそうはいかないだろう。ペンネッタは背中や手首のけがで昨年は苦しみ、今ランキングを166位まで落としているが、元はトップ10プレーヤーであり、ダブルスは元1位という実力者だ。イタリア人で芝は得意とはいえないが、アザレンカがサーブ時に思いきり体重をかけることもできない状態のままでは難しい。対戦成績は1勝1敗。
- 大会第3日
- 男子シングルス2回戦
- 6/26
- (水)
よる8:55〜深夜0:00
深夜0:00〜午前7:30
- センターコート 第2試合
ジョーウィルフライ・ツォンガ
(フランス)
エルネスツ・グルビス
(ラトビア)
解説:坂本 正秀 実況:河路 直樹
組み合わせの下のブロックにマレー、フェデラー、ナダルが固まって大会前の話題になったが、不気味な存在はツォンガだ。全仏も初の4強入りを果たしたが、ウィンブルドンではこれまで5度の出場ですべて3回戦以上に勝ち進み、ここ2年はベスト4と相性がいい。一昨年はフェデラーを2セットダウンから逆転という前人未到の奇跡も演じた。
今回、ゴフィン相手の厳しい初戦をストレートで飾った後は、「厳しいドローと言っても、準決勝まで行けばいつもトップ4の誰かがいるから同じことだよ」と余裕の笑み。パワーだけでこの安定した成績は残せないだろう。高い運動能力と物怖じしないメンタリティーが芝の速い展開に生きている。グルビスとの対戦成績は3戦3勝。そのグルビスも今季好調で、シーズン当初のランキング138位を39位まで引き上げてきたが、ウィンブルドンでは3度の2回戦が最高で芝はあまり得意ではない。
- 大会第3日
- 男子シングルス2回戦
- 6/26
- (水)
深夜0:00
〜午前7:30
- センターコート 第3試合
セルゲイ・スタコウスキー
(ウクライナ)
ロジャー・フェデラー
(スイス)
解説:土橋 登志久 実況:鍋島 昭茂
7度優勝の実績にふさわしいプレーで、今年も開幕試合を快勝した芝の王者フェデラー。準々決勝で当たるはずだったナダルが初戦で姿を消したが、今後の試合を戦う上でフェデラーにも心理的な影響があるのだろうか。たとえあったとしても、悪影響であるはずはない。見通しが確実に良くなった状況で、次に迎える挑戦者はウクライナのスタコウスキー。
今は116位だが、2010年には31位までいった27歳だ。2011年の全仏で錦織に勝ったことを記憶している方もいるかもしれないが、最近の有名なエピソードは先の全仏で判定をめぐって主審とやり合った末に、ボールの痕を〈証拠品〉として自分のスマホで撮影するという珍行動に出たこと。頭はキレるのだろう。「一風変わったヤツ」との声もあるが、風変わりな男はテニスコートの中では器用なラケットさばきを見せる。ただ、ウィンブルドンでは過去2回戦を突破したことがない。フェデラーが手こずる相手ではなさそうだが、別の意味で何かを期待してしまう一戦だ。
※放送カードは、当日の試合進行により変更となる場合があります。