- 大会第4日
- 男子シングルス2回戦
- 8/28
- (木)
深夜0:00〜
午前7:55
- グランドスタンド 第1試合
錦織 圭
(日本)
パブロ・アンドゥハル
(スペイン)
解説:岩渕 聡 実況:久保田 光彦
不安を抱えての船出だったが、緒戦をストレートで突破した試合後の言葉が嬉しい。「いざプレーしてみると思った以上に調子がよくて、何の問題もなかったですね」。ランキング相手が176位の格下だったことを割り引いても、3セットで37本のウィナーならば言うことなしだろう。
2回戦の相手、アンドゥハルとの対戦成績は1勝1敗。クレーコートのスペシャリストで、錦織にとっての1敗も昨年のクレー大会のマドリードでのもの。ハードコートの全米では過去2回戦までしか届いていないだけに、錦織の有利に疑う余地はない。
- 大会第4日
- 男子シングルス2回戦
- 8/28
- (木)
深夜0:00〜
午前7:55
- アーサー・アッシュ・スタジアム 第3試合
ノバク・ジョコビッチ
(セルビア)
ポール アンリ・マチュー
(フランス)
解説:坂本 真一 実況:河路 直樹
前哨戦の2大会では、いずれも2戦目で姿を消していたジョコビッチだが、ニューヨークに入ってガラリと雰囲気が変わった。「これまでの2カ月間は、プライベートを含めて慌ただしすぎて、思うように調整ができなかった」結婚、そして間もなく父親になるという私生活面も一段落したのだろうが、そもそもジョコビッチは開放的なニューヨークが大好きだ。女装したり、他の選手の物まねでスタンドを喜ばせたのも全米でのことで、本来は御茶目な性格。
1回戦はここまでの意気消沈を払拭する本来のテニスに近い内容だった。2週目に向けて徐々にペースを上げていくわけだが、その段階的に、2回戦は格好の対戦相手かもしれない。32歳のマチューとの対戦成績は、ジョコビッチの5勝1敗。1敗は8年前のことだから参考にはならない。攻守のバランス、右も左も差のない攻撃性が王者の持ち味。またまたワンマンショーになる可能性は高い。
- 大会第4日
- 男子シングルス2回戦
- 8/29
- (金)
午前7:55〜
午後3:00
- アーサー・アッシュ・スタジアム 第4試合
マティアス・バッキンガー
(ドイツ)
アンディ・マレー
(イギリス)
解説:坂本 正秀 実況:鍋島 昭茂
ビッグ4といえば名実ともに、ノバク・ジョコビッチ、ラファエル・ナダル、ロジャー・フェデラー、そしてこのマレーのことを言ったが、マレーは今年5位以下にランキングを落としてなかなか上げてこられられずにいる。今回はナダルが欠場したこともあり、その構造がこのまま崩れて新しい時代が開けるのか、再びビッグ4の時代が訪れるのか、その全体構図が注目されている。カギを握るのはもちろんマレーだ。ウインブルドン連覇はならなかったが、一昨年グランドスラム初のタイトルを手にした場所で復活に賭けている。
バッキンガーは同じ27歳。今大会は予選最終ラウンドで日本の杉田祐一を破って本戦入りを果たすと、1回戦でベテランのラデク・ステパネクをストレートで破ってきた。過去5回出場したグランドスラムでは1回戦敗退となっていたが、6度目の挑戦で初白星。勢いはあるが、マレーの敵ではないだろう。
- 大会第4日
- 女子シングルス2回戦
- 8/29
- (金)
午前7:55〜
午後3:00
- アーサーアッシュ・スタジアム 第5試合
ソラナ・シルステア
(ルーマニア)
ユージェニー・ブシャール
(カナダ)
解説:神尾 米 実況:吉崎 仁康
ウィンブルドンの準優勝で一躍スターダムにのし上がったブシャールだが、その後がパッとしなかった。地元カナダのモントリオールなど3大会に出場し、ここまで1勝3敗。全豪オープンで優勝したリー・ナ、ウィンブルドンで優勝したペトラ・クビトバがその後のスランプに苦しんだように、20歳のブシャールも大きなプレッシャーと戦っているのだろう。
しかし、1回戦では平均時速156qのファーストサーブを72%の確率で決め、ウィナーが19本、1時間もかけずに突破した。南北アメリカ大陸出身のプレーヤーにとって、全米オープンへの憧憬はウィンブルドンを凌ぐものがある。
一方のシルステアはクレーコート巧者で、19歳で全仏のベスト8に輝いたのも5年前のことになった。全米では5年前の3回戦が最高。時代の流れに抗いたい24歳である。
※試合の進行状況により、放送カードが変更となる場合があります。ご了承ください。
※その他、注目のカードを放送予定