- 大会第11日 〜デイセッション〜
- 男子ダブルス準決勝
- 9/5
- (木)
深夜1:00
〜午前7:55
- アーサー・アッシュ・スタジアム 第1試合
ボブ・ブライアン(アメリカ)
マイク・ブライアン(アメリカ)
リーンダー・パエス(インド)
ラデク・ステパネク(チェコ)
解説:岩渕 聡 実況:吉崎 仁康
年間グランドスラムを狙う第1シードのブライアン兄弟が、苦しみながらも準決勝まで勝ち進んできた。危なげなく勝ったのは2回戦くらいで、あとはフルセットか、タイブレーク絡みの接戦だ。それでも最後は勝つところが双子の呼吸とコンビ経験の長さのなせる業だろうか。
第4シードのパエス/ステパネク組との準決勝は昨年の決勝と同じカード。その時はブライアン兄弟がストレート勝ちしたが、昨年の全豪ではパエス/ステパネク組がブライアン兄弟を破って、このペアでのグランドスラム初優勝を果たしている。パエスはパートナーは違えど計7つのグランドスラム・タイトルを持つ元ダブルス・ナンバーワン。技の詰まったハイレベルな勝負になるだろう。
- 大会第11日 〜デイセッション〜
- 男子シングルス準々決勝
- 9/5
- (木)
深夜1:00
〜午前7:55
- アーサー・アッシュ・スタジアム 第2試合
アンディ・マレー
(イギリス)
スタニスラス・バブリンカ
(スイス)
解説:坂本 正秀 実況:久保田 光彦
全米連覇、そしてウィンブルドンからのグランドスラム連覇がかかったマレーにとって、ここは難関だ。第5シードのベルディヒを破ってきたバブリンカはグランドスラムで準々決勝を突破したことがないが、マレーとの対戦成績は意外に競っていてマレーの8勝5敗。バブリンカの5勝のうち2勝は、まだマレーがトップ40にも入っていないときのものだが、もっとも近いところでも今年のモンテカルロでバブリンカが勝っている。全米での2度の対戦は1勝1敗。08年はマレーがストレート勝ちしたが、2010年は4セットでバブリンカが勝っている。
バブリンカは08年にトップ10入りし、いったんは30位近くまで落ちたものの、今年5月に全仏ファイナリストのマグナス・ノーマンをコーチにつけて再びトップ10に返り咲いた。同国のスーパースター、フェデラーが不振の今、間を詰めてきた第2の男はもう一つ壁を敗れるか。そしてマレーはこの挑戦にどう応えるのか、接戦になりそうだ。
- 大会第11日 〜ナイトセッション〜
- エキシビションダブルス
- 9/6
- (金)
午前7:55
〜午後3:50
- アーサー・アッシュ・スタジアム 第3試合
クリス・エバート(アメリカ)
モニカ・セレス(アメリカ)
レイン・ウィルソン(アメリカ)
ジェイソン・ビッグス(アメリカ)
解説:神尾 米、フローラン・ダバディ 実況:河路 直樹
往年の名選手と芸能人による、恒例のエキシビションマッチ。日本のファンにとって、セレスのコート姿には懐かしいものがあるだろう。90年代にシュテフィ・グラフと覇を競い、グランドスラムで通算9度の優勝、全米では2度の優勝を誇った両手打ちの象徴だ。03年に引退したが、今年8月のロジャーズカップで、地元カナダのブシャールと組んでウイリアムズ姉妹とのエキシビションマッチを披露している。エバートは全米で75年からの4連覇を含め通算6度優勝し、セレスをジュニア時代から評価し面倒を見てきた縁が取り持つペアだ。
全米オープンの華と対戦するのは、素人とはいえ、高校時代にテニスをやっていて腕に覚えのある俳優ペア。テレビドラマで人気のキャラクターだけに、賑やかな前座試合になりそうだ。
- 大会第11日 〜ナイトセッション〜
- 男子シングルス準々決勝
- 9/6
- (金)
午前7:55
〜午後3:50
- アーサー・アッシュ・スタジアム 第4試合
ノバク・ジョコビッチ
(セルビア)
ミカエル・ユーズニー
(ロシア)
解説:坂本 真一 実況:鍋島 昭茂
男女ともに30代プレーヤーがまだまだ熱いテニス界。男子はベスト8のうち3人がオーバー30だったが、ボトムハーフの準々決勝でフェレールとロブレドのふたりが敗れ、残るはこのユーズニーだけだ。3回戦でハース、4回戦はヒューイット、と2試合続けての30代対決を制して勝ち上がってきた。あふれる気迫、粘り強いストロークでジョコビッチも苦しめるのだろうか。
対戦成績はジョコビッチの5勝3敗。2010年のロッテルダムでユーズニーが2つタイブレークを制して勝ってからはジョコビッチの2勝だが、いずれもフルセットの接戦だ。ユーズニーにとって、全米オープンは過去2度ベスト4入りしている相性のいい大会でもある。
一方、グランドスラム14大会連続のベスト4以上という成績がかかるジョコビッチも絶好調。ラリー戦ではやはり穴のないジョコビッチが有利に違いない。