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放送カードプレビュー


大会第11日〜デイセッション〜

女子ダブルス準決勝

9月9日(木)深夜0:05〜翌前7:59 アーサー・アッシュ 第1試合
193chLIVE
バニア・キング
(アメリカ)
ヤロスラーワ・シュウェドワ
(カザフスタン)
VS
カーラ ・ブラック
(ジンバブエ)
アナスタシア・ラディオノワ
(オーストラリア)

解説:神尾 米 実況:木村 季康

 ブラックは数々のビッグタイトルに輝いたフーバーとのペアを4月に解消、ダニエラ・ハンチュコバ(スロバキア)らと何度か組替えし、ラディオノワとは8月のシンシナティから組み始めた。ここが4大会目で3勝3敗とまだ手探りといったところだ。

 一方のキングは21歳の台湾系アメリカ人で、05年の全米オープン・ジュニアで準優勝しているダブルスの巧手。シュウェドワとのペアは今年6月のバーミンガム大会からで、わずか3大会目のウィンブルドンで優勝してしまった。ただ、全米シリーズでは3大会に出場して1勝だから、ダブルスペアとしては開拓の余地はあるようだ。キングは歌が得意で、ドジャースタジアムやナイトセッション前のセレモニーで国家をアカペラで斉唱したこともある。



大会第11日〜デイセッション

ミックスダブルス決勝

9月9日(木)深夜0:05〜翌前7:59 アーサー・アッシュ 第2試合
193chLIVE
リーゼル・フーバー
(アメリカ)
ボブ・ブライアン
(アメリカ)
VS
クべタ・ペシュク
(チェコ)
アイサムウルハク・クレシー
(パキスタン)

解説:坂本 正秀 実況:鍋島 昭茂

 第1シードのフーバー/ブライアンのペアが順当に勝ち上がった。女子ダブルスと男子ダブルスの世界1位という鉄壁のペアである。対するペアもダブルスのスペシャリストで、ペシュクは今年の全仏、06年の全米ミックスでも準優勝し、クレシーもいま現在、男子ダブルスで勝ち残っている。微妙なやりとり、気遣いなど、やはり男子の巧いリードが必要だ。

 その点で、戦前のウィンブルドンで優勝した三木龍喜のように日本の男子も昔は強かったが、最近は草食系でリードできないのか、出場さえしなくなった。インドのマヘシュ・ブパシは何人もの女子選手とミックスのタイトルをとっている例がある。なお、ミックスダブルスは現在は公式戦としてはグランドスラム以外ではほとんど行なわれていない。



大会第11日〜デイセッション

男子シングルス準々決勝

9月9日(水)深夜0:05〜翌前7:59 アーサー・アッシュ 第3試合
193chLIVE
スタニスラス・バブリンカ
(スイス)
VS
ミカエル・ユーズニー
(ロシア)

解説:坂本 真一 実況:河路 直樹

 バブリンカは今大会のダークホースだ。2回戦でフアン イグナシオ・チェラ(アルゼンチン)、3回戦で優勝候補でもあったアンディ・マレー(イギリス)を倒して勢いに乗った。この2人にはこれまでグランドスラムで何度か負けており、リベンジ。圧巻は地元アメリカのサム・クエリーとの4回戦で、満場の観客を敵に回しながら4時間28分のフルセットをものにした。俊足とスタミナの持ち主、そして闘志の塊り。ロジャー・フェデラー(スイス)を身近で見てきた影響は大きいだろう。

 一方のユーズニーは全仏に次いで今年2度目の準々決勝進出となった。全米では06年にベスト4入リ。穴の少ない選手でしぶとさも大きな武器だ。対戦成績も2勝2敗の五分だけに、面白い試合になりそうだ。2人とも最近、父親になったばかりという共通点もある。



大会第11日〜ナイトセッション

エキシビジョンダブルス

9月10日(金)午前8:00〜午後0:59 アーサー・アッシュ 第4試合
BS-5ch/191chLIVE
マルチナ・ヒンギス
(スイス)
アンナ・クルニコワ
(ロシア)
VS
パット・キャッシュ
(オーストラリア)
マッツ・ビランデル
(スウェーデン)

解説:坂本 正秀 実況:鍋島 昭茂

 今年のウインブルドンで復活した、かつての〈ビューティーペア〉がセンターコートに登場する。相手は往年のチャンピオンという特別ショーは、いかにも全米らしい。まだジュニアだった2人の対決をレストランから眺められる1番コートに回したこともあった。ヒンギスはグランドスラムのダブルスでも数々の優勝を飾っているが、クルニコワとのペアでは99年の全豪で優勝。その時、クルニコワがサーブの入らない「イップス」にかかっていたことを覚えているファンも多いだろう。

 ヒンギスは一度引退した後、06年に復帰して東レなどでツアー優勝を重ね、07年暮れに再び引退を発表した。クルニコワは現在もチャリティーテニスなどで人気があり、フリオ・イグレシアスの息子のエンリケとのロマンスでたびたび話題になる。



大会第11日〜ナイトセッション

男子シングルス準々決勝

9月10日(金)午前8:00〜午後0:59 アーサー・アッシュ 第5試合
BS-5ch/191chLIVE
ラファエル・ナダル
(スペイン)
VS
フェルナンド・ベルダスコ
(スペイン)

解説:柳 恵誌郎 実況:久保田 光彦

 スペインの1、2位対決は、ともに左打ちで、これまでナダルの10勝負けなし。その中でも有名な勝負は09年の全豪準決勝の一番で、5時間10分の死闘。ナダル自身もキャリアで最も厳しい試合だったと話している。

 ベルダスコはもともとフルセットが多く、今大会ではファビオ・フォニーニ(イタリア)との1回戦、ダビド・フェレール(スペイン)との4回戦の2試合。特にフェレール戦は2セットダウンから、ファイナルはタイブレークを制しての大逆転。それだけのスタミナとスピリットの持ち主ということではあるが、逆に決定打に欠けるということも。そこがナダルとの差か。ナダルはここまでまったく危なげなく、セットを落としそうな不安もなく勝ち上がってきている。ベルダスコがナダルの全米の初タイトルへの決意を挫くのは難しそうだ。


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