- 大会第14日
- 女子シングルス決勝
- 6/7
- (土)
夜9:45
〜午前5:00
- フィリップ・シャトリエ 第1試合
マリア・シャラポワ
(ロシア)
シモナ・ハレプ
(ルーマニア)
解説:神尾 米 実況:河路 直樹
シャラポワはもともとクレーが苦手で、全仏は鬼門と言われたはずだ。それがどうだろう。グランドスラムでの3年連続決勝進出はこれが初めてのことで、もし優勝すればこれまた他の3大会で果たせていない複数回優勝となる。本来のパワーと精神力に、クレーの経験を重ねて成熟した27歳のテニスはむしろクレーにふさわしいのかもしれない。
通算9度目のメジャーの決勝に臨む元女王シャラポワに、これまでベスト8が最高のハレプが挑む。経験では当然シャラポワが上。コート上の冷静さが取り柄のハレプだが、この大舞台でも感情のコントロールができるかどうか、まずはそこが一つ勝負のカギになる。
1カ月前のマドリード大会決勝ではシャラポワが逆転勝利。シャラポワは今大会でも4回戦以降全て逆転勝ちしており、クレーでのフルセットの試合は2010年全仏でエナンに敗れて以来19連勝を誇る。切迫すればするほど力を発揮するという頑強なメンタリティーを崩すにはどうするべきか……緩急織り交ぜた精度の高いショットを巧みに組み立てるハレプの技が試される。タイプの異なるふたりだけに楽しみだ。
- 大会第14日
- 男子ダブルス決勝
- 6/7
- (土)
夜9:45
〜午前5:00
- フィリップ・シャトリエ 第2試合
マルセル・グラノイェルス(スペイン)
マルク・ロペス(スペイン)
ジュリアン・ベネトー(フランス)
エドゥアール・ロジェ バセラン(フランス)
解説:土橋 登志久 実況:鍋島 昭茂
地元フランス勢の優勝という夢は今年も潰えたが、それはシングルスでの話。ダブルスでは地元ペアが観客を沸かせている。フランス人ペアとして1984年のアンリ・ルコント/ヤニック・ノア組以来となる優勝を狙うのは、32歳のベネトーと30歳のロジェ バセランのベテランペア。昨年はミカエル・ロドラ/ニコラ・マウの地元組が同じく決勝に挑んだが、世界1位の双子ペア、マイク/ボブ・ブライアンの壁を崩せなかった。
今回ベネトー/ロジェ バセラン組はそのロドラ/マウ組を3回戦で破ったが、決勝の相手は昨年優勝のブライアン兄弟を準々決勝で倒してきたグラノイェルス/ロペス組。スペイン・ペアにとっても1990年のセルヒオ・カサル/エミリオ・サンチェス組以来の優勝をかけた大事な一戦だ。この組み合わせでは初対戦となる。
※早終了あり