- 大会第12日
- 女子シングルス準決勝
- 6/5
- (木)
夜9:50
〜午前4:30
- フィリップ・シャトリエ 第1試合
マリア・シャラポワ
(ロシア)
ユージェニー・ブシャール
(カナダ)
解説:神尾 米 実況:河路 直樹
今大会でトップ3は早々と姿を消したが、世代交代の嵐はまだ本格的ではない。セレナを破った20歳の新鋭ムグルッサの勢いはシャラポワが止めた。次にそのシャラポワに挑むのは、新世代を牽引するブシャールだ。昨年の2回戦でも実現した〈美女対決〉だが、注目度は1年前とは比べ物にならない。
当時77位でグランドスラム初出場だったブシャールは大きく成長。今大会の前週にツアー初タイトルも手にし、自信に満ちている。ブシャールにとってはグランドスラム初の決勝進出、シャラポワにとっては3年連続の決勝進出がかかった一戦だ。
過去2回の対戦でブシャールはセットを奪ったことがないが、狙うのはセットではなくもちろん勝利。強気のハードヒットはスイングが強烈に速く攻撃力は抜群だが、勝負のポイントを逃さないシャラポワ相手に小さなほころびも許されない。
- 大会第12日
- 女子シングルス準決勝
- 6/5
- (木)
夜9:50
〜午前4:30
- フィリップ・シャトリエ 第2試合
シモナ・ハレプ
(ルーマニア)
アンドレア・ペトコビッチ
(ドイツ)
解説:岩渕 聡 実況:吉崎 仁康
ボトムハーフにはグランドスラムの決勝経験者が7人いた。うち4人はチャンピオンだ。そこから勝ち上がってきたのは、ともにグランドスラム初の準決勝となる26歳ペトコビッチと22歳ハレプ。ペトコビッチは一昨年の準優勝者エラーニを、ハレプは09年の優勝者クズネツォワを寄せつけず、ベスト4入りを決めた。
ペトコビッチのエラーニ戦での勝因の一つはリターンからの攻撃力。エラーニのファーストサーブ確率が75%だったことを考えれば、ハレプは確率だけでないサーブの出来が求められる。ハレプのほうはヒンギスやエナンとも比較される技巧派・戦術家で、足も速い。ペトコビッチはパワーショットを駆使して早くポイントを終わらせたいところだが、簡単ではなさそうだ。
1年前にニュルンベルグのクレー大会の決勝でハレプが勝利。通算でハレプの2勝1敗となっている。
※早終了、延長あり