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Pickup Players 注目選手

Pickup Players 注目選手

錦織圭

錦織圭 写真:Getty Images

■全米で快挙達成の錦織圭が凱旋!!
今年の楽天はフィーバー必至!!


 ロジャー・フェデラーが出場した2006年の盛り上がりはすさまじかった。大会史上最多の観客動員数を記録。2010年にラファエル・ナダルが初来日した際はそれを抜いた。あんなフィーバー≠ヘもうないだろうと思いきや、今年はそれをしのぐフィーバー≠ェ訪れそうな気配なのだ。

 ファン、そしてメディアのお目当てはもちろん錦織圭(日本)。全米オープンで、日本人として、そしてアジア人男子として初めてグランドスラムの決勝の舞台に立った日本のエースの凱旋だ。

 錦織は一昨年、この大会で約4年半ぶりのツアータイトルを獲得。18歳のときにアメリカのデルレイビーチで衝撃的な初優勝を果たしてから、ケガで1年ものブランクもはさみ、待って待ち望んだキャリア2つ目のタイトルだった。それで胸のつかえがとれたように毎年トロフィーを増やしているが、やはりもっとも多くのファンがいる日本で、2度目の優勝を期する思いは強いだろう。

 しかし、ビック4不在かつホームアドバンテージがあるとはいえ、優勝はたやすいことではない。今回出場する強力なライバルたちを、「vs錦織」という視点で見ていこう。

スタン・バブリンカ

スタン・バブリンカ 写真:Getty Images

■錦織の凱旋優勝阻止を狙う刺客、1番手は世界4位バブリンカ

 まずは第1シード、2014年全豪オープン・チャンピオンのスタン・バブリンカだ。錦織にとってランキングは上位となるが、先の全米オープンで対戦したばかりで、錦織がフルセットの激戦を制したことはあらためて振り返るまでもない。

 バブリンカは全米の翌週、スイス代表としてフェデラーらとともにデビスカップの準決勝を戦い、決勝進出を決めている。デビスカップは選手に大きな疲労をもたらすものだが、スイスが22年ぶりの決勝進出を決めたとなれば、疲労よりもむしろシーズン終盤戦を戦うエネルギーになったのではないだろうか。

 全米で勝利するまでは錦織の0勝2敗だった。強烈な片手バックハンドには、全米でも苦しめられた。手強い敵であることに変わりはない。

ミロシュ・ラオニッチ

ミロシュ・ラオニッチ 写真:Getty Images

■全米で死闘を繰り広げたラオニッチ、再び宿敵との激突はあるか

 一つ年下のライバル、現在6位のミロシュ・ラオニッチ(カナダ)も全米の4回戦で倒したばかりだが、侮れない。フルセットに及ぶ接戦だった上、その前の対戦、今年のウィンブルドンではラオニッチのサーブを攻略できずに完敗した。ただ、有明コロシアムのサーフェスはやや遅めのハード。ラオニッチの武器である弾丸サーブは芝のように有効ではないだろう。

 そして、2年前の楽天オープン決勝を戦った相手もラオニッチだった。錦織に軍配が上がったものの、その後、トップ10入りもグランドスラムのベスト4入りも錦織より早かった。強烈なライバル意識は否定するが、少しは気になって当然だ。

 来年のデビスカップ1回戦の相手もまたカナダと決まったばかり。今年の同大会1回戦にはラオニッチはケガで出場しなかったが、因縁めいたものがあることは確か。今度は日本にとってアウェーとなるが、この楽天オープンで対戦することになればデ杯でのエース対決も見据えた戦いになりそうだ。

 また、ツアーファイナルズ出場者を決める〈チャンピオンズレース〉で現在ラオニッチは9位。枠は8人だが、この大会を含めた残り数大会で逆転のチャンスは大いにある。ツアーファイナルズ初出場を狙うという立場もまた錦織と同じ。錦織は6位でより安全なところにいるが、9位のラオニッチまで235ポイント差で、この大会で優勝と準優勝のポイント差が200ポイントあることを考えれば、終盤戦でのかなりの順位変動もありうる。トップは皆負けられない。緊迫した勝負が繰り広げられるだろう。

ツォンガ/フェレール

ツォンガ 写真:Getty Images
フェレール 写真:Getty Images

■09年王者ツォンガ、07年王者のフェレールも錦織の首を狙う

 2年連続5度目の出場となるのがジョーウィルフライ・ツォンガ(フランス)。09年のチャンピオンだ。08年の全豪オープンで準優勝してからというもの、ビッグ4以外でグランドスラム・チャンピオンに最も近い選手のひとりに数えられてきたが、それ以来一度も決勝には進めていない。とはいえ、今年は全米オープンの前哨戦のトロントで、ノバク・ジョコビッチ、アンディ・マレー、グリゴール・ディミトロフ、フェデラーという錚々たるメンバーをなぎ倒して優勝するなど、やはりポテンシャルは非常に高いことに間違いはない。188cm、91kgという巨体にもかかわらず、俊足と多彩な技術力で、見ていて楽しい豪快な攻撃テニスを展開する。だが、錦織は対戦成績で3勝1敗とリードしている。

錦織がトップ10の中でもっとも多く対戦しているのが、現在5位のダビド・フェレール(スペイン)だ。錦織が18歳で初出場だった08年の全米オープンで、このフェレールを破って16強入りした一戦はあまりにも印象深い。だが、3年後のこの楽天オープンでフェレールがリベンジした。通算対戦成績は4勝3敗で錦織がリードだ。

 175cmという身長は錦織よりも小さいが、磨き抜かれたフットワークで「バレンシアの壁」と称されるディフェンス力を誇り、昨年の全仏オープンで準優勝。東京を制したのはもう7年前のこと。当時のランキングは8位で、長年トップグループで戦い続ける32歳が錦織の前にも立ちふさがるかもしれない。

ブライアン兄弟

ブライアン兄弟 写真:Getty Images

■ダブルスでは、ツアー通算100勝達成のブライアン兄弟が2年連続の来日

 錦織を中心に、個性的なライバルたちがしのぎを削る展開が大いに楽しみだが、その一方で、日本のファンはダブルス好きということが世界のダブルススペシャリストを喜ばせている。昨年優勝したエドゥアール・ロジェ バセラン(フランス)/ロハン・ボパンナ(インド)は優勝スピーチで「ダブルスにこんなたくさんの人が見に来てくれて感謝している」とうれしそうに話したものだ。

 彼らの優勝の陰で、絶大な注目を浴びたにもかかわらずあっけなく1回戦で敗れたのがダブルスの世界ランキング1位ブライアン兄弟だ。トレードマークのチェストバンプ≠ほとんど披露することもなく有明を去った。そのリベンジとばかりに今回2度目の来日。双子ならではの抜群のコンビネーションと、磨き上げた個々の技術に加え、マイクが右利きでボブが左利きというダブルスでは圧倒的な強みもある。コンビ100回目となる優勝を自国の全米オープンで飾るというドラマを演じたばかり。グランドスラム優勝回数は16回。7月には早くも13年連続のツアーファイナル出場を決めており、36歳にしてそのキャリアにまだ翳りは見られない。今年こそ本領を発揮してもらわないと、心やさしい日本のファンも怒るだろう。

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