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Pickup Players 注目選手

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■女王セレナ、敵は自身のモチベーションのみ?

セレナ

写真:Getty Images

 男子がノバク・ジョコビッチなら、昨年の女子はセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)の独壇場だった。3年前の2月に女王の座を奪還してからそれを守り続けている34歳は、昨年ウィンブルドンの優勝でグランドスラム4大会連続優勝、いわゆる“セレナ・スラム”を達成。年間グランドスラムもほぼ間違いないとまで言われていたが、全米の準決勝でまさかの敗戦を喫した。

強力なライバルがいない今、年間グランドスラムは十分にまだ狙えるが、問題は気力だ。全米敗退のショックからその後のツアーを全て欠場した影響が気になる。12月のインターナショナル・プレミア・テニスリーグ(IPTL)には出場したが、本調子とはいえず、シーズン初めに出場する予定だった男女国別対抗戦ホップマンカップも膝のケガで欠場と、流れが悪い。優勝すれば、シュテフィ・グラフが持つグランドスラム最多優勝記録22に並ぶが、モチベーションを再燃させられるかどうかがカギだろう。

■打倒セレナに暗雲? ハレプ、シャラポワら上位陣はケガ人続出

ハレプ/シャラポワ

ハレプ 写真:Getty Images
シャラポワ 写真:Getty Images

 セレナのみならず、女子はシーズン開幕からとにかくケガ人が続出している。セレナに次ぐランキングのシモナ・ハレプ(ルーマニア)はアキレス腱の痛みでブリスベン国際を欠場した。足を使って安定したショットを正確に打ち分けるハレプにとっては手痛いケガだが、万全に近いところまで戻してこられるか。一昨年の全仏オープンのファイナリストでもある24歳だが、昨年のグランドスラムでは浮き沈みが激しかった。まずは全豪、2年連続で壁となっている準々決勝は突破したい。

 セレナに敗れて昨年準優勝だったマリア・シャラポワ(ロシア)も、同じブリスベン大会を左腕の痛みで欠場した。昨年から引きずっているケガだ。セレナ同様にすでに生涯グランドスラムを達成しており、セレナが不調なら当然チャンスが膨らむ選手の筆頭。パワーと闘志は衰えていないものの、昨年後半からケガが相次ぎ、成績が安定しないのが気がかりだ。全豪オープンを制してからはもう8年になるが、その間に2度決勝に進出するなど相性は悪くない。

ムグルッサ/クビトバ

ムグルッサ 写真:Getty Images
クビトバ 写真:Getty Images

 昨年のウィンブルドン準優勝でポスト・セレナに名乗りを挙げた22歳のガルビネ・ムグルッサ(スペイン)も、ブリスベンの初戦となる2回戦途中で左足の痛みのために棄権している。昨年は初のWTAファイナル出場も果たす躍進のシーズンだっただけに、一番得意だというハードコートの全豪にいい流れをつなげたい。182cmと体格にも恵まれ、ダイナミックなテニスは見る者を楽しませる。

 ウィンブルドンでは2度の優勝を誇るペトラ・クビトバ(チェコ)は、開幕戦に中国の深センを選んで第2シードで臨んだが、体調不良のため1回戦を途中棄権した。パワフルなショット、ネットプレーも巧みでアグレッシブなプレースタイルで、将来のナンバーワンと目されてきた25歳だが、持病の喘息があるなど、体調面ではいつも不安を抱えている。全豪では過去3年間に1度も3回戦を突破していない。オフの間に同国のアイスホッケー選手と結婚し、プライベートは幸せいっぱいの模様。男子はジョコビッチやマレーなど結婚効果がよく表れるが、こちらはどうだろうか。

■好スタートのラドバンスカ、全豪連覇の経験持つアザレンカは要注目

ラドバンスカ/アザレンカ

ラドバンスカ 写真:Getty Images
アザレンカ 写真:Getty Images

 上位6人の中で唯一好スタートを切ったのがアグネツカ・ラドバンスカ(ポーランド)だ。昨年のWTAファイナルを制した26歳は、第1シードで臨んだ深センで優勝。90位以上の選手とは一度も対戦せずに獲ったタイトルだったとはいえ、接戦らしい接戦もなく5試合を勝ち抜き、気分良く全豪へ。と思いきや、翌週のシドニーは左脚のケガで欠場している。深刻度はどの程度か。パワー主流の中で、技巧派・頭脳派と呼ばれるラドバンスカは、クラシカルな女子テニスを好むオールドファンにも人気が高い。万全の体調でコートに立てれば、2012年のウィンブルドン・ファイナリストが上位争いに絡んでくることは間違いないが…。

 また、ここまで挙げた選手たちに今のランキングでこそ劣っているが、元は世界ナンバーワンだったビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)も覚えておいたほうがいい。全豪では2012年から2連覇を達成。相性のいい南半球で今季は快調に滑り出した。上位3シードが欠場または棄権したブリスベン大会だったが、決勝では10位のアンジェリック・ケルバー(ドイツ)を破り、約2年半ぶりに獲得したツアータイトルには大いに価値がある。これで世界ランキングを1年半ぶりにトップ20に戻した。昨年は全仏とウィンブルドンでセレナに敗れたが、いずれもフルセットの接戦。爆発力があるだけに、セレナの対抗馬としてぜひ全盛期の勢いを取り戻してほしいものだ。

■日本勢は常連組の土居、奈良に加え日比野がグランドスラムデビュー

土居/奈良/日比野

土居美咲 写真:Getty Images
奈良くるみ 写真:Getty Images
日比野菜緒 写真:Getty Images

 日本勢は常連の土居美咲と奈良くるみに加え、21歳の日比野菜緒がグランドスラムデビューを果たす。日比野は昨年10月のタシケントでツアー初優勝を果たして大躍進。初のトップ100入りを果たしてから3カ月でトップ60も切った。現在日本女子ではトップの数字だ。1年前まではテニスをやめることも覚悟したほどのスランプに陥っていたが、テニスをする楽しみを取り戻したという新星に期待。攻守のバランスの良さが光る。

 土居と奈良も負けてはいられない。土居は昨年、日比野のあとを追うようにルクセンブルクでツアー初優勝を果たした。アナ・イバノビッチ(セルビア)やラドバンスカ、ベリンダ・ベンチッチ(スイス)といったトッププレーヤーに対する数々の善戦に、159cmと小柄ながらアグレッシブなレフティ土居のテニスの可能性は十分に示されている。あとは大舞台で大物たちにどう勝ちきるか。「あと一歩」からの脱却に期待しよう。

 一方、2014年はツアー初優勝やトップ50入りと大活躍した奈良にとって、昨年はやや厳しいシーズンだった。しかし全仏、ウィンブルドン、全米と初戦を突破。土居よりも小さい155cmはトップ100で最も低い身長だが、足を生かした粘り強さと正確なショットを武器に、一昨年に3回戦進出を果たした全豪で再浮上を狙いたい。

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