6月にジョン・キュースターHCを解任していたデトロイト・ピストンズが現地21日、新指揮官の候補と見られているローレンス・フランク氏について、翌日までに正式なオファーを出す予定であることが分かった。米国の大手ポータルサイトが運営する『ヤフースポーツ』が関係者の話として報じている。

　昨シーズンまでボストン・セルティックスのアシスタントコーチを務めていたフランク氏は、元アトランタ・ホークスHCのマイク・ウッドソン、ミルウォーキー・バックスのアシスタントコーチであるケルビン・サンプソン両氏とともにピストンズ新HCの候補に挙げられていた。同サイトによると、ピストンズは複数の候補者と交渉するなど、指揮官選びに慎重な姿勢だという。

　また、フランク氏については、ニュージャージー・ネッツ時代の上司であるフィラデルフィア・セブンティーシクサーズのロッド・ソーン球団社長、ボストン・セルティックスのドック・リバースHCが推薦しているもよう。それがソーン社長とリバースHCを尊敬しているピストンズのジョー・デュマースGMへの大きな後押しになると同サイトは伝えている。

　フランク氏は2003-04シーズン、ニュージャージー・ネッツで自身初となるNBAのHCに就任。1年目に、指揮官として最初の13試合で勝利を挙げるリーグ記録を打ち立てるなど、2009-10シーズン途中に解任されるまで4度のポストシーズン進出に貢献した。

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