ヤオ・ミンが正式に引退を宣言。229センチの長身にして機動力と技術を併せ持ったセンターは、アジア人として初めてNBAで大成功を収め、世界中に大きなインパクトを与えてくれた。（写真提供：AP/アフロ）

　先日現役引退の意思が明らかになったNBAのスター選手、ヤオ・ミンが現地20日、故郷の中国・上海で正式に引退を表明した。

　2002年ドラフト全体1位指名でヒューストン・ロケッツに入団したヤオは、229センチの長身とそれに見合わない機動性や技術を武器にNBAのトップセンターに登り詰め、アジア人として初めてNBAで大成功をおさめた選手になったが、度重なるケガに苦しめられ、そのキャリアは8年間という決して長くない期間で幕を降ろすことになった。

　会見でヤオは「今日という日は私にとって特別な日になりました。（負傷のため）この苦しい半年を過ごす中で、将来について何度も何度も考えました。今日、私はバスケットボール選手として正式に引退することを表明します。でも、一つのドアが閉まったとしても、もう一つのドアは開いているでしょう」とコメントした。

　ヤオは今後、中国リーグの古巣である上海シャークスで働くそうで、ゼネラルマネージャーに就任する可能性もあるようだ。（STATS-AP）

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