ミネソタ・ティンバーウルブズが、先日解雇したカート・ランビス前HCの後任として、NBA歴代最多勝コーチのドン・ネルソン氏と接触していたことが分かった。地元紙『スタートリビューン』（電子版）が現地16日に伝えた。

　同紙がネルソン氏に行ったインタビューによると、同氏はウルブズのデビッド・カーンGMとHC職について約40分間電話で話しをしたという。両者は今週末も再び話し合いを行うものと見られている。

　カーンGMは12日に行われたランビスHC解雇の記者会見で、見ていて面白いと思えるようなスピード感溢れるプレーをチームに望んでいる述べ、新HCの条件としてはアップテンポな攻撃スタイルが得意であることを挙げていた。

　現在71歳のネルソン氏はラン・アンド・ガンの速攻型の攻撃スタイルを得意とする指揮官で、HCとして31年のキャリアを誇り、歴代最多の通算1335勝を記録。しかし、昨季のトレーニングキャンプ直前にゴールデンステイト・ウォリアーズのHCを解雇されていた。

　次期HCとして白羽の矢が立ったネルソン氏は「（ウルブズとは）抜群の相性だと思う」と語り、「ミネソタを愛している」とコメントするなど早くも乗り気の様子。また、ロースターやプレースタイルの組み立てについての考察を述べるなど関心の高さをうかがわせていたとのこと。さらに、ネルソン氏はバスケットボールを愛しており、自分の衰えを感じていないと述べ、現場復帰に意欲を見せているという。

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