インディアナ・ペイサーズは現地13日、元ロサンゼルス・レイカーズACのブライアン・ショウ氏を副HCとして迎えることを発表した。

　先日ペイサーズの次期HCに昇格したフランク・ボーゲル氏とショウ氏は、2005-06シーズンに共にレイカーズでスタッフを務めたころからの友人。ショウ氏は「我々は当時、素晴らしい友情関係を築いた。あれから何年も互いに連絡をとり合っていた」と親しい関係であることを明かしている。

　ショウ氏は、昨季終了後に引退したレイカーズの名将、フィル・ジャクソン氏の後継者と見られており、コービー・ブライアント、アンドリュー・バイナム、デレック・フィッシャーなどのレイカーズの選手もショウ氏のHC昇格を公に推していたが、チームは元クリーブランド・キャバリアーズHCのマイク・ブラウン氏を新HCとして迎える決断を下した。

　これについてショウ氏は、「確実なことなど何もないことは最初から分かっていた。選手からのあたたかい言葉やサポートにはとても感謝している」とコメント。さらに、「（レイカーズでは）状況が変わっているのだから、恨んだりする気持ちは一切ない。ここでの仕事を楽しみにしている」と新たな挑戦に期待を寄せた。

　新たな肩書きについては、何をするものなのかよく分からないとしながらも、「もう少しで（HCになる）準備が整うという印なのかな。でも自分としてはアシスタントコーチのひとりだと思っている」と謙虚な姿勢を見せた。

　またショウ氏はフィル・ジャクソン氏について、「コーチとしても人としても、あれほど辛抱強い人を見たことがない。20点差で負けていようが、NBAファイナルの第7戦だろうが、どんな時も冷静な態度を崩さなかった。私はそれを受け継いでいると思っているし、今後の手本にしていきたいと思っている」と述べ、ジャクソン氏のスタイルを自分も真似していきたいと意欲を見せている。(STATS-AP)

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