ロサンゼルス・レイカーズが、ユーロリーグの名将として知られるエットーレ・メッシーナ氏を、マイク・ブラウン新HC指揮下のコーチングコンサルタントとして正式に迎えたようだ。地元紙『ロサンゼルス・タイムズ』が現地8日に報じた。

　同サイトによると、メッシーナ氏は、世界で最も偉大なバスケットボール球団からオファーを受けて光栄との声明を発表。尊敬するブラウンHCのスタッフとして働くことを楽しみにしているという。なおメッシーナ氏は常勤での採用となり、試合や練習、コーチ会議に全て出席する予定とのこと。

　メッシーナ氏は、過去2シーズンはスペインの強豪レアル・マドリードでHCを務め、2006年から2009年にかけて指揮を執ったCSKAモスクワでは、2006年と2008年にユーロリーグ制覇を達成。同氏はNBAでのHC職を希望しており、そのためにはアシスタントコーチとしての経験が不可欠と確信していることから、レアル・マドリードの監督辞任が噂されていたという。

　実際には、メッシーナ氏にはすでにNBAでの経験があるそうで、ブラウンHCがクリーブランド・キャバリアーズで監督を務めていた2005年から2010年にはオフェンスの組み立てに貢献。またサンアントニオ・スパーズでも様々なコンサルタント業務を行っていたという。

　1993年から97年にイタリア代表チームを務めたメッシーナ氏は、今まで多数のアワードを受賞。1998年にはヨーロピアン・コーチ・オブ・ザ・イヤー、1990年、1993年、1998年、2001年、2005年にはイタリアン・コーチ・オブ・ザ・イヤー、2006年と2008年にはユーロリーグ・コーチ・オブ・ザ・イヤーを獲得している。

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