現地8日、昨季トロント・ラプターズでプレーしたソニー・ウィームスが、リトアニアのチームのザルギリス・カウナスと1年契約を7日に結んだことが分かった。ウィームスの代理人であるロジャー・モンゴメリー氏は、『ロックアウト解除の場合は契約破棄が可能』という条項なしで合意に至ったNBA選手は、ウィームスが初めてと語っている。

　モンゴメリー氏によると、ウィームスは、現在NBAがロックアウト中で先行きが不透明であることから、母国アメリカを離れてでも、来季はシーズンを通じて欧州のリトアニアでプレーすることがベストであると判断し、契約破棄条項なしで契約を結んだとのこと。なお、契約金は明かされていない。

　昨季ラプターズに所属したウィームスは、シーズン終了後にチームからクオリファイングオファーを提示され制限付きフリーエージェントとなった。現在はNBAのチームの契約下にないため、FIBA（国際バスケットボール連盟）からの承認を得る必要もなく、海外のチームと自由に契約できる。

　8日に25歳を迎えたウィームスは、昨季は59試合に出場し、1試合平均9.2得点をマーク。モンゴメリー氏は、来季はリトアニアリーグとユーロリーグで同選手が70試合に出場することもできるとし、若い選手にとっては、ロックアウトが解除とならずに1年を棒に振るよりも、よいチャンスを得られると語っている。(STATS-AP)

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