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選手会がNBAの財政情報に「疑う根拠あり」
2011-07-07

 選手会側は現地6日、不正確な見積もりをした前科があるとして、リーグの提示している財政赤字について、これからも厳しい目で監視していく姿勢を明らかにした。

 この発表のきっかけとなったのは、地元紙『ニューヨーク・タイムズ』に現地5日に掲載された「リーグによる財政難の主張は反則プレー」と題されたブログ。リーグは2009-10シーズンに3億4000万ドル(約275億円)の赤字を出したと発表していたが、そのブログではリーグが同シーズンに推定で1億8300万ドル(約148億円)の営業利益を出してることを根拠に、NBAは“基本的に健全であり利益を上げている業界”であるとしている。

 選手会の広報担当のダン・ワッサーマン氏は、リーグは2009-10シーズンに収益が減少すると見積もっていたが、実際にはその反対で、収益は増加したとコメント。それにも関わらず、NBAは損失額を適切に修正しなかったとし、最終的な損失はリーグが発表するよりも大幅に少ないはずだと指摘した。ワッサーマン氏は「リーグが発表する見積もりと財政情報を疑う根拠は十分過ぎるほどあると感じている」と述べている。

 リーグは同シーズン、損失額を3億7000万ドル(約299億円)と推定し、当初2010-11シーズンのサラリーキャップは5040万ドル(約40億8000万円)まで落ち込む可能性があると発表していた。ところが、2010年ファイナルのロサンゼルス・レイカーズ対ボストン・セルティックスが7戦までもつれたことで収益が予想を超えたため、最終的にはサラリーキャップの金額は5800万ドル(約46億9000万円)に上方修正された。

 なお、リーグ側は、見積もりが誤っていたことは、リーグ側が選手会側に提示した最終的な金額には影響のないものだとし、これ以上の議論は不要だとしている。(STATS-AP)

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