マイアミ・ヒートのレブロン・ジェームスが、2005年から地元オハイオ州アクロンで毎年開催していたサイクリングイベント“キング・フォー・キッズ”を一新し、より教育を意識した“ホイールズ・フォー・エデュケーション”を開催することが、現地6日に分かった。

　“ホイール・フォー・エデュケーション”は、2週間のサマーキャンプをメインとしており、そこでは360人の新3年生を対象に読書と科学の授業が行われる。恒例のサイクリングイベントは来月8日に行われ、レブロンは選ばれた高校生20人とともに約4キロのコースを走るという。

　アクロンで休暇を過ごしているレブロンは同日、電話取材に応じ、「この子供たちに自覚を促し続けていくのが目標だ。自分の発言に影響力があることは、ありがたいことだと思っている。一番の目標は子供に意識を持たせること。このイベントで子供たちは楽しみながら学ぶことができると思う」と熱心に語った。

　またレブロンは、新3年生を対象としたのは、3年生の学力達成度が今後の教育を決定するという研究結果があるためとコメント。また、この“ホイール・フォー・エデュケーション”のプログラムは、レブロンと同じようなシングルペアレントの家庭で育ち、時に特別な助けが必要な子供たちを対象としていると語っている。

　今夏のレブロンはこのイベント以外にも行事が目白押し。イベントは主にバスケット関連で、アクロンで5日始まった高校のトップ選手80人を迎えたバスケットボール教室や、今月下旬にサンディエゴで開催される7歳から17歳を対象とした“キングズ・アカデミー”、8月にはナイキ社主催のイベントのために中国へ向かうという。

　昨オフのクリーブランド・キャバリアーズからのドタバタ移籍劇からもうすぐ1年。レブロンは「今年の夏と去年の夏はまったく違う。今年の夏はコーチの内外でたくさんやらなくてはいけないことがある。また新たな挑戦を続けていくのが楽しみだよ」と語った。（STATS-AP）

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