“ザ・ハンマー”の愛称で知られるアーメン・ギリアム氏。フィットネスクラブでのバスケットボール中に倒れたという。（写真提供：AP/アフロ）

　現地6日、1987年NCAAトーナメントでネバダ大学ラスベガス校（UNLV）のファイナル4進出に貢献し、NBA選手としても活躍した“ザ・ハンマー”の愛称で知られるアーメン・ギリアム氏が、ペンシルバニア州ブリッジビルのフィットネスクラブでバスケットボール中に倒れ、亡くなっていたことが分かった。47歳だった。亡くなったのは5日の夜で、死因は現在特定中だという。

　ギリアム氏は大学卒業後、1987年ドラフト全体2位指名でフェニックス・サンズに入団。その後、シャーロット・ホーネッツ（現ニューオーリンズ・ホーネッツ）、フィラデルフィア・セブンティーシクサーズ、ニュージャージー・ネッツ、ミルウォーキー・バックス、ユタ・ジャズと渡り歩き、2000年に現役を引退した。引退後は大学などでコーチをしていた。

　シクサーズのロッド・ソーン球団社長は、「アーメン・ギリアム氏の訃報を知り深く悲しんでいる。努力を惜しまないフィジカル面に優れたプレーヤーで、NBAでの13年間で素晴らしい活躍をみせてくれた。彼が1990年から93年までシクサーズでプレーしたことを誇りに思う」と故人を偲んだ。

　大学時代のギリアム氏は1984-87年にUNLVでプレーし、1987年にはチームの中心選手として大学史上2度目となるNCAAトーナメントのファイナル4進出に貢献。その年のUNLVはビッグ・ウェスト・カンファレンスで18勝0敗、シーズン全体では37勝2敗という見事な成績を残した。UNLVではギリアム氏の背番号「35」は永久欠番になっている。(STATS-AP)

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