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経営不振を疑問視する記事にリーグが物申す
2011-07-06

 NBAは現地5日、リーグの財政損失を疑問視するブログに対し、記事のベースとなっている数字が“実体を反映していない”として、異議を唱えた。

 これは同日に地元紙『ニューヨーク・タイムズ』(電子版)に掲載された“リーグによる財政難の主張は反則プレー”と題したブログを受けてのもの。同ブログではリーグを“基本的に健全であり利益を上げている業界”とし、その根拠として2009-10シーズンの推定営業利益が1億8300万ドル(約148億円)で、先週失効した旧労使協定の期間中に5〜7%の利益を出していることを挙げている。

 NBAの広報担当のマイク・バス氏は、同ブログは米ビジネス誌『フォーブス』と『ファイナンシャル・ワールド』による推定額をベースにしており、数字は正確ではないとコメント。同氏は、フォーブスは各チームの財務データを持っていないため、その推定は実体を反映したものとは言えないと物申している。

 リーグは、2005年に旧労使協定が施行されてから毎シーズン数億ドルの損失を出しており、バス氏によれば、リーグは旧労使協定下では純利益も営業利益も、一度も黒字になったことはないという。2010-11シーズンはテレビ視聴率が上昇、商品販売やチケットセールスも伸び、大成功のシーズンだったと言えるが、それでも昨季は3億ドル(約243億円)の損失と見積もっている。

 また、フォーブスでは2009-10シーズンは17チームが赤字だったと見積もっているが、バス氏は実際は30チーム中23チームが赤字で、損失額は3億4000万ドル(約276億円)だったと述べており、「どうやって数字を出したか分からない」と首をかしげている。

 一方選手会側は、実際の損失額はリーグが提示している額よりも少ないはずと主張し、新労使協定締結に向けた最近の協議では、5年間で年間1億ドル(約81億円)の年俸削減を提示。その数字は実際の損失を埋め合わせる以上の額だと述べている。(STATS-AP)

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