ニュージャージー・ネッツは、指令塔のD.ウィリアムスを引き留めるためにも、来年フリーエージェントになるオーランド・マジックのD.ハワード獲得を目指している模様だ。（写真提供：AP/アフロ）

　2012-13シーズンからニューヨーク州ブルックリンに移転することが決まっているニュージャージー・ネッツが、来年のフリーエージェント市場最大の目玉であるオーランド・マジックのドワイト・ハワードを獲得するために、あらゆる手を尽くすと意気込みを示しているようだ。CBSスポーツの公式サイトが現地2日に伝えた。

　しかしながら同サイトは、実は本当の狙いはハワードではなく、司令塔のデロン・ウィリアムスと長期契約することだと考えているようだ。同サイトは、ハワード獲得に尽力することでネッツはウィリアムスを引き留めようとしているのだという米国スポーツ専門サイト『ESPN.com』の記事を引用している。

　オーナーのミハイル・ポロホロフ氏とネッツは今年2月、デリック・フェイバーズ、デビン・ハリス、ドラフト指名権と引き換えに、チームに残留する保証もないウィリアムスを獲得するというリスキーなトレードを敢行した。ウィリアムスの残留を望むならチームの将来性は必須だ。ブルックリンに建設中の新アリーナだけではアピール不足で、勝利を望む選手たちにとってハワード獲得はうってつけなのだという。

　ただしハワードは、マジック残留の意思がかなり固いらしい。同サイトでは、ハワードはリーグ制覇を強く望んでいるため、マジックのロースターに優勝の可能性を見いだせない場合は、ネッツでウィリアムスとタッグを組む可能性もなきにしもあらず、と分析している。

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