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元NBA選手のD.エリス「まだ本当のロックアウトではない」
2011-07-04

 旧労使協定が失効した現地7月1日の0時をもってロックアウトに突入したNBA。しかし、シアトル・スーパーソニックス(現オクラホマシティ・サンダー)とデンバー・ナゲッツで活躍した元NBA選手のデイル・エリスに言わせれば、まだ本当のロックアウトではないという。米国の大手ポータルサイトが運営する『ヤフースポーツ』が現地1日に伝えた。

 NBAのロックアウトは過去に3度あり、エリスは現役時代にその全てを経験。最初の1995年のロックアウトは3カ月間続いたがシーズンには影響がなく全試合が行われ、1996年のロックアウトは突入から数時間後には解除になった。3度目はエリスが38歳でキャリア終盤を迎えた1998-99シーズン。このロックアウトではシーズンが50試合に短縮されるという、最も深刻な事態に陥った。

 エリスは過去3回のうち最後の1998-99シーズンだけが本当のロックアウトで、現在陥っている労使交渉の決裂をロックアウトというには時期尚早、という考えを持っているようだ。エリスは、「まだ1試合も中止になったわけじゃない。1試合でも中止になれば、その時点でロックアウトだ」と述べている。

 また自分たちの時代と異なり、今の選手たちは多額のサラリーをもらっているため、数試合中止になったくらいでは痛くもかゆくもないだろうとコメント。慌てる必要はなく、自分のやるべき事に集中すべきだと現役選手にアドバイスを送っている。

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