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K.デュラント、ロックアウト突入も「妥協はしない」 リーグ短縮も覚悟
2011-07-01

 現地30日、NBAとNBA選手会は新労使協定締結に向けて協議の場をもったが、交渉は合意に至らず、リーグは現地時間7月1日午前0時1分(サマータイム)をもってロックアウトに突入した。こうしたなか、オクラホマシティ・サンダーのケビン・デュラントは、オーナー側との今後の交渉に向けて、「妥協するつもりはない」と語り、リーグ短縮も辞さない覚悟を示した。

 AP通信の取材に応えたデュラントは「ロックアウトがどれだけ長く続こうと、我々は戦い続ける。妥協するつもりはない」とコメント。さらに10月に開幕を控える2011-12シーズンについても「(交渉の合意まで)12月、あるいは1月までかかる可能性もある」と語り、リーグ短縮も覚悟している様子を窺わせた。

 前回NBAがロックアウトに突入したのは、1998年のことだ。この時は開幕までに新たな労使協定が結ばれず、シーズンは50試合に短縮され、オールスターゲームも中止となり、NBAは人気面・商業面などで深刻な打撃を受けた。

 前回のロックアウト時にはルーキーだったクリーブランド・キャバリアーズのアントワン・ジェイミソンは、今の選手会は当時と比べて、より結束していると主張している。

 当時を振り返って、「あるひとつの案を主張するグループがあるかと思えば、一方では別のグループがまるっきり別の主張をしていた。オーナー側はいずれ選手会側が折れることが分かっていたのだと思うよ」と語ったジェイミソン。ただ、現在の選手会はマイアミ・ヒートのレブロン・ジェームスやドウェイン・ウェイドと言った、スター選手のサポートのもと強い連帯感で結ばれており、シーズン全体の中止も辞さない覚悟で交渉に臨むとした。

 なお、NBAの選手の9割が11月5日から4月30日までの間に給料を受け取っているため、選手たちはしばらくの間は経済面で困窮することはない。ただし、NBAコミッショナーのデイビッド・スターン氏は、事態がロックアウトに突入すれば、選手側にとって状況は悪化するだけだと警告している。

 このことについて、選手会の理事を務めるニューオーリンズ・ホーネッツのクリス・ポールは「幸いだったのはこの事態が、突如降って湧いたものではないということだ。我々はこの事態を数年前から予想していた。僕はチームメートや、チームに入って来たばかりの若い選手たちにも、この事態に備えておけと言い聞かせてきた」とコメントしている。(STATS-AP)

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